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2013年7月14日

4559 東京都で手足口病が大流行、患者数が警報基準超え–手洗い&うがいで予防を!

手足口病の口周り
東京都で手足口病が大流行、患者数が警報基準超え–手洗い&うがいで予防を!
と言う記事が出ています。 「東京都は、都内の手足口病患者数が警報基準を超え、大きな流行になっているとし、注意を呼びかけている。」さて本日のこの記事は、この手足口病の眼の症状は?と言うお話です。

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1288改変: 手足口病と眼の症状(2010年記事1288の補修採録です)

手足口病と言う診断を受けた子供が軽い結膜炎を合併して当眼科を訪れました。同級生の小児科医に電話してみましたら、症状が回復しているならば登園も可能ではないか?ということでしたが、改めて手足口病(hand foot mouth disease)ってどんな病気?眼の症状はあるの?とネットで調べてみました。

手足口病の手
手足口病は、手のひら、足の裏、口の中に水ぶくれのような発疹を生じるウイルス性の感染症です。発症は性別に関係なく、生後6か月の赤ちゃんから15歳以下の小児によくみられますが、そのほとんどは2歳以下に発症します。

ウイルス発生しやすい季節は5月から9月上旬の夏季。この病気は、コクサッキーA16、あるいはエンテロウイルス71が原因になって起こりますが、単一のウイルスのみで起こるわけではありません。

手足口病の足通常、発熱からはじまり、痛みやかゆみをともわなわい発疹が手・足・口に生じます。発疹は、くるぶしや膝、あるいはおしり周辺にもみられることがあります。症状は1週間程度で自然に治まります。

合併症はほとんどありませんが、ごくまれに髄膜炎などが発生して、入院を必要とする場合が有りますのでご注意を。

手足口病は、感染している人のくしゃみや咳に含まれているウイルスを浴びる飛沫感染、患者の発疹の分泌液物などからの接触感染、排泄物などからの経口感染があります。

その潜伏期は3~4日位が多いそうです。主な症状が消失した後も3~4週間は糞便中にウイルスが排出されることがあるので、手足口病から回復した患者も長期にわたって感染源となりうるそうです。

手足口病の口周り
手足口病でも元気が回復すれば登園できないことはありません。しかし、この病気は感染性の病気なので、手足口病が発覚した場合には登園を断る保育園もあり、判断は保育園によって方針が異なるらしいです。個別に登園再開時期は小児科医にご相談ください。

手足口病の口腔内
手足口病の症状は、通常は軽い発熱と食欲低下ではじまります。しばしば、喉の痛みを伴うこともあります。発病から1日~2日経つと2ミリ~5ミリ程度の米粒大の水泡性発疹が口の中の舌、歯茎、ほほの内側、手のひら、手の甲、足の裏や足の甲に現れます。発疹は、ひじやひざ、おしりの周辺にも広がることがあります。

発疹は、上にかぶっている皮膚が厚く、盛り上がりが小さいので、ほとんど破れることはなく、一週間ほど経てば自然に消えます。

この病気はきわめて軽症で治まる病気で、症状の持続している期間も短く、後遺症も残りません。慣れた小児科の医師が診察すれば、手足口病は症状をみるだけで簡単に診断できるものだそうです。

手足口病に対する特別な治療法はありません。口内の発疹に伴う痛みや発疹に伴うかゆみをおさえる対症療法が中心になります。

患者が食べ物を食べなくなって脱水にならぬように、食べやすいものを与え水分を補給することが大切です。

この病気にはワクチンがありません。石鹸と流水でよく手を洗うことが予防になります。

出血性結膜炎
日本語のページでは眼症状に関する記載はほとんどみられません。しかし英文のページを渉猟すると、多少のコクサッキーウイルスによる眼症状の記載が見つかります(出典)。

出血性結膜炎は眼の白い部分を冒します。出血性結膜炎は通常眼の痛みで発症し、間もなく充血して涙の多い眼を呈する。結膜が腫脹し、羞明(まぶしさ)が強く、視界が曇るとされています。出血性結膜というのですから図のような結膜下出血を起こすのでしょう。 図はコクサッキーウイルスではなく、エンテロウイルスによる出血性結膜炎の図ですが、この症例の解説では手足口病はおこしてはいないようです。いずれにしても後遺症を残す様なものではありません。(出典

さて、こんなところでしょうか、手足口病にかかった患者さんがいるご家庭ではお大事にお治しください。

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当初の新聞記事です
御木本千春  [2013/07/12]

東京都は、都内の手足口病患者数が警報基準を超え、大きな流行になっているとし、注意を呼びかけている。

都によると、夏季の子どもの感染症として知られる手足口病、ヘルパンギーナおよび咽頭結膜熱(プール熱)の患者報告数が増加しており、うち、手足口病患者の約9割は6歳以下の小児(うち約半数が2歳以下)だという。

2013年第27週(7月1日~7日)において、都内262カ所の小児科定点医療機関から報告された手足口病の患者報告数(都内全体)は6.01人(週)で、過去5シーズンの中で2011年の流行時に次いで高い値となっている。保健所別の患者報告数が警報基準値を超えたのは、31保健所中19カ所で、管内人口の合計は東京都全体の62.3%に上る。

なお、都の手足口病の警報基準は、定点当たり患者報告数が基準値の5.0人(週)以上となった保健所の管内人口の合計が、東京と全体の人口の30%を超えた場合となる。
001

東京都における手足口病の発生状況(保健所管轄地域別)(2013年第27週)(出典:東京都Webサイト)

ヘルパンギーナの定点当たり患者報告数は2.09人(警報基準値は6.0人)、咽頭結膜熱の定点当たり患者数は0.90人(基準値は3.0人)。

手足口病、へルパンギーナおよび咽頭結膜熱は、ウイルスによる感染症で、主にウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手を介して口に触れたりすることで感染する。感染を防ぐためには、こまめな手洗い、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等で覆う、集団生活ではタオルの共用を避けることなどがポイントとなる。

ただし、症状が治まった後も、2~4週間は患者の便の中にウイルスが含まれているため、トイレやオムツ交換の後、食事の前などに手洗いを心がけることが重要だ。都は、家庭での手洗いの習慣づけや、保育所、幼稚園、学校などでの感染予防指導への協力を呼びかけている。
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