お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2013年7月1日

4519 癌と総合病院精神科 身体科と精神科の連携(リエゾン)について: 山田健志 がん研有明病院:を聴きました

ariake
○癌と総合病院精神科 
身体科と精神科の連携(リエゾン)について
 山田健志 がん研有明病院 を聴きました

1、 コンサルテーション事例から1) 治療拒否 
(1) 癌の放射線治療で吐き気止めを使っても吐き気を訴えた。アカシジアであった。リボトリールで再開出来た。

(2) 虫が見える:レブラミド治療目的で入院中に不穏:譫妄かと思った。以前から寝言などのあるレビー小体型認知症だった。抑肝散とロゼレムで治療

2、癌とリエゾン精神科
2,1 癌の経過と心理的反応
まず、Bad news、これは
患者の将来の見通しを根底から覆えしてしまうものと定義する(Backman 1940)
急性ストレス反応であって:
初期反応 1週間程度 頭が真っ白
不安(-2週間)
適応(2週以後)

患者に死にたいといわれたら:励ます、叱る、スルー(これらはいずれも逆効果)
まず受け止める:背後にあるニーズは何か?
 「緩和されていない苦痛」を評価する。5-10分程度の時間で。

2,2 癌と鬱 鬱状態(食思不振、体重減少、不眠、意欲低下、倦怠などを示す) 
身体科と精神科とですれ違い、行ったり来たりになってしまうことも多い。
患者が困っていることに焦点を当てよう。
アカシジア(静座不能):向精神薬の副作用で起きる。≒レストレスレッグ症候群(むずむず足症候群)
 セレネース・ノバミン等の使用後に起こる現象。譫妄と間違って与えられる抗精神薬で悪化。中止後1-2週で改善。貧血や腎障害でも増悪したり起きたりする。
 セロクエルやコントミンに置き換えることもある。

2,3 高齢化と鬱 認知症300万人、
 過去には仮性認知症として鬱が強調されたが、今や8年で9割は認知症を発症する事が指摘された。
 高齢では鬱より認知症が増える。低活動型譫妄やアルコール依存もうつ症状が前面に出る。
 意欲が落ちる甲状腺疾患、ビタミンや亜鉛不足などを見逃さぬように。

2,4譫妄と鬱
 譫妄の亜型には:過活動型、低活動型、混合型が3分の一ずつ存在する。
 幻覚、興奮から意欲低下まで多彩な精神症状を示す。
 原因の評価と同定は必要
 鬱ではなくて譫妄であったということが多い。

2,5 レビー小体認知症 
 アルツハイマーに次ぎ多い認知症である(3割を占める)
 早期発見のために
 1)詳細な幻視、内容は家族が来ているなど、虫がいるという(中核症状はそれ一つでpossible DLB) 
 2)REM睡眠行動障害 激しい寝言、夜の行動異常が特徴(レビー小体認知症発症の前に出るので家族その存在の有無を聞く)
 3)抗精神病薬への過敏性(セレネース、ノバミン、ジプレキサなど)
 4)立ちくらみ、失神、難治性便秘、尿失禁、鬱状態

3、癌研有明病院の紹介:
3,1手術、外来化学療法、放射線療法を行っている

3,2がん緩和ケア研修会

3,3 緩和ケアチームが複数ある

3,4 腫瘍精神科
精神疾患は最近5大疾病に含められた(癌、脳卒中、心疾患、糖尿病、精神疾患)
ーーーーー
鬱、不穏、譫妄、レビー小体認知症、REM睡眠行動障害、等の単語が出てきております。

Categorised in: 未分類