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2013年6月30日

4511 強固な眼疼痛を訴えた3症例 (第7回心療眼科研究会聴講記その2)

2)強固な眼疼痛を訴えた3症例
髙木 美昭(兵庫医大 眼科・吉田病院 眼科)
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(症例1)両目奥の疼痛で生活に支障:使用中の向精神薬を漸減できた。随意瞬目負荷テストは陰性だった

(症例2)緑内障急性発作のレーザー治療後に両眼の眼疼痛。睡眠導入剤常用者。ボトックス投与

(症例3)両眼奥の痛み、エチゾラム等常用者。ボトックス効果は2週のみしか効かない。クラッチ眼鏡が有効だった。
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識者のコメント:

○向精神薬そのものが疼痛を引きこすか?:ベンゾジアゼピン系のものの長期内服ではそのようなことがあるらしい。(後での役員会での会話から)

○ベンゾジアゼピンの減量は数か月で25%減程度が限度。それよりも早い減量は危険。

ー薬剤性眼瞼けいれんの可能性を主治医に伝えることには意味があるが、内科や精神科の処方医に「他科の協力」をいきなり求めても無理なのが現実。

○開瞼努力が疼痛を引き起こしているので、クラッチが疼痛除去に効いたのだろうと。

清澤の印象:
眼の訴えが向精神薬に関連している場合(症例1)があります。また眼科およびその他で眼周囲の環境が急に変わると眼瞼けいれんを含む著しい愁訴を生じさせることがあります(症例2,3)。それに投与されている薬剤が関連している場合もあります。その場合には眼瞼けいれんを含めた病態を考えて対応すると有効なことが少なからずあります。

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