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2013年6月29日

4508 東北大学 5年で2人自殺のブラック実態:との記事です。

東北大学 5年で2人自殺のブラック実態:と言う残念な記事が出ていました。

ゲンダイネット2013年06月29日11時26分によりますと、
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 今年で2回目となる「ブラック企業大賞」のノミネート企業が、27日に発表された。この賞は、弁護士や労働問題のエキスパートが実行委員を務めている。

 不名誉な賞にノミネートされた企業は8社で、ワタミは昨年に続いて2度目の選出だ。同社は、08年6月に入社2カ月の女性社員が月141時間の残業を強いられ自殺しているが、昨年2月に労災認定された後も責任を認めていない。「遺族は面会を求めているが、創業者の渡辺美樹会長は応じず、いまだに面談も謝罪も拒否している」(実行委員会)という。当の渡辺会長は、7月の参院選に立候補予定で、27日会長を辞任した。

 ノミネート企業の中でも目を引くのは、東北大学だ。外食チェーンが多いなか、アカデミックな現場での意外な過酷労働が浮き彫りになった。

 東北大では、07年12月に薬学部助手の男性(当時24歳)、12年1月には工学部准教授の男性(当時48歳)が自殺している。助手は、生殖機能異常などの副作用がある抗がん剤の実験に従事。十分排気もできない環境でほとんどひとりで作業させられていたため、友人らに「もう子どもはできない」と漏らしていたという。「5年間で2人が自殺に追い込まれているのは異常です」(実行委員会)。同大に問い合わせたが、「本日、対応できる者がいないため、お答えできない」(広報課)ということだった。

「大学ではパワハラ、セクハラが問題となることが多く、裁判も起きています。大学の場合は、ブラックな労務管理に加え、閉鎖的な空間、権威主義的な体質が、事態を悪化させているのだと思います」(「ブラック企業」の著者で労働相談を行うNPO法人POSSEの今野晴貴代表)

 残りの6社の行状は以下の通りだ。

<ベネッセ>

「人財部付」という名の“追い出し部屋″が、12年8月、東京地裁立川支部判決で「実質的な退職勧奨の場となっていた疑いが強く、違法な制度」と判断された。

<西濃運輸>

10年12月に恒常的にサービス残業を強制された男性が自殺。「男性は09年11月以降、3度にわたり退職を申し出たが会社が拒否し、1年以上仕事に縛り続けた」(同委員会)

<東急ハンズ>

04年3月に30歳男性が過労により突然死。今年3月に神戸地裁は、同社に約7800万円の支払いを命じている。

<クロスカンパニー(衣料品)>

入社1年目の女性社員が過労とストレスで死亡。

<サン・チャレンジ(ステーキのくいしんぼ)>

渋谷センター街店の店長だった男性が首吊り自殺。多い月で残業時間は、227時間30分だった。

<王将フードサービス>

今年2月、「餃子の王将」で働いている男性が、長時間労働のためうつ病を発症し、損害賠償裁判を起こして話題になった。

 こうしてみると、亡くなっているのは若い社員が多い。子を持つ父親にとっては人ごとじゃないだろう。

「共通点は、新興の成長企業だということです。大企業だという安心感を武器に、大学新卒を大量に採用している。『正社員』というだけで、会社を安心して選べない時代になってきました」(今野氏)

 就職先を選ぶのも命がけである

(日刊ゲンダイ2013年6月28日掲載)

清澤のコメント;
大学が研究第一主義と言って職員に真摯に研究に取り組むことだけを求めて居られる時代ではないようです。新興の成長企業の中に入っているにしては老舗ですし、他の各企業に比べると、東北大学は多少異質な印象です。学長や学部長もアカデミックハラスメントなどに対する組織としてのコンプライアンスも問われると成りますと、きっと大変なことでしょう。

wikipediaによれば東北大学では、「研究第一主義」「門戸開放」「実学尊重」の3つを大学の建前としてきました。「研究第一主義」の標語は、1911年(明治44年)の入学式における式辞で、「…大学の主とするところは研究第一であって…」と初代総長・沢柳政太郎が発言したことに由来しているそうです。先行した東京帝国大学が「官僚養成」を、京都帝国大学が「学問」を標榜したことから、第三の帝大である東北帝国大学は「研究」を標榜したものと考えられます。「門戸開放」のフレーズは、「学生・教員を問わず真に実力のある者はそのバックグラウンドにかかわらず受け入れる」という東北大学の方針を一言で表すための標語です。さらに、実学尊重として、東北大学では創設以来、社会で実用される研究が奨励されてきたことに加え、大学での研究に端を発した企業が設立されるなど実学が重視されてきました。

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