お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2013年6月28日

4506 神経眼科ORT勉強会を院内で始めました。

007f

清澤眼科医院の診療が終わる午後7時直前の10分間、検査系の職員(ORT)の多くは視力や視野の測定も既に終わり、眼科の測定機械にはビニールカバーをかけながら、或る人は腕組みをして7時の終了を待っています。

「これって本当にもったいない時間の使い方ではないか?」と、言うのが当院院長の清澤の考えです。東京医科歯科大学の神経眼科外来の最後の15分は、すでにその日の症例を振り返る為のミーティングに当てています。そうして、医師が見たことを症例に応じてORTにフィードバックしてゆくというのは良いでしょう?

そこで今週からは、神経眼科外来担当の江本先生に最後の10分で今日の神経眼科外来のハイライト症例や、特異的な初見を仕事の終わった職員に説明してもらう事にしました。この間私は最後の患者さんの診療を続けて行きます。

まあ、既に講師である江本博文先生は神経眼科の教科書をまとめるほどの博識の士ですから、カルテの写真や診断画像を見せながら既に講師が知っていることを説明してもらおうと言う訳です。今日は初めてですが、これは勤務時間ないですし、何とか成功させてみたいと思います。

そこで、今日の話題はRAPD、relative afferent pupillary defect 「=相対的な求心性の瞳孔反応の低下」と有機溶媒に関連した視神経障害です。

視神経疾患で片側の視力や視野が悪い場合、ペンライトで見る対光反応には、左右差が出ないわけはない。もしそれが出ないとすれば、その患者さんは自覚している場合もあるいは自覚していない場合もありうるけれど、そこには白内障などの視神経障害以外の病変が有るか、或は詐病であるというお話でした。

また、吸引を繰り返すとシンナーには視神経炎ないし視神経萎縮を引き起こす場合があります。最近は少ないようですが、小瓶で裏市場で買ったシンナーを小さなビニール袋に入れて吸入し、ラリった状態になるのを楽しむという不健全なことを行う青少年が居た時代がありました。

来週からは、このセッションを角膜、緑内障外来など普遍的に各方面へと広げてゆきたいかなー、などともくろんでいます。これで視能訓練士や、事務職員にも眼科知識の断片が伝わったらいいな、と言うのが院長の思惑です。

Categorised in: 未分類