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2013年6月20日

4483 糖尿病黄斑浮腫が目薬で改善される?島根大で新たな治療法開発成功:の記事です

20130618-954115-1-N糖尿病の黄斑浮腫に対してステロイドを球後注射するというのは比較的良く行われる手段ですが、シクロデキストリンに吸着させると単なる点眼よりも後極部によく伝わるのでしょうか?
 ペイパーズ・インプレスとはその雑誌の出版予定表に収録されたということ。もしかすると既にPDFが雑誌のホームページからダウンロードできるのかもしれません。実際に紙として出版され、アルボ会員に送られてくるのには、後1年ほどもかかるかもしれません。
天下のIOVSが採用したというのですから、新しい試みとして認められたということでしょう。
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糖尿病の合併症 目薬で治療…島根大が開発

 糖尿病の合併症で、失明の恐れもある「糖尿病黄斑(おうはん)浮腫」を治療する点眼薬を、島根大の大平明弘教授(眼科学)らが開発したと発表、米国の眼科専門誌「IOVSペーパーズインプレス」に掲載された。

 様々な分子を取り込むオリゴ糖・シクロデキストリン(CD)を活用し、薬剤を目の奥の患部に届ける仕組み。従来の治療法より安全で早ければ3年後に実用化できるといい、試験を続けている。

 糖尿病黄斑浮腫は、網膜の毛細血管が血液中の糖分で傷み、水分や脂肪が漏れて網膜の中心の黄斑が腫れる病気。物がゆがんで見え、悪化すると視力が低下する。国内の糖尿病患者約890万人(推計)の4割に発症の恐れがあるとされる。従来は、血管にレーザーを当てて固めたり、ステロイド剤を眼球に注射したりして治療するが、注射ではまれに炎症が起きる。

 大平教授らは目薬による治療法を模索するなかで、水に溶けやすく、分子を取り込みやすいCDに着目。CDの内側は水に溶けにくいステロイドでもなじみやすく、目薬に含ませることが可能になった。CDには取り込んだ物質を少しずつ放出する性質もあり、ステロイドの量を調節して、網膜に達する頃に適量が出るよう工夫した。

 島根大病院(島根県出雲市)で患者19人に4週間、毎日点眼したところ、うち18人の腫れが軽減し、14人の視力が0・1程度改善した。現在、効き目の違いや副作用の表れ方の比較試験を実施中。大平教授は「目薬の性能をさらに高めたい」と話している。

 日本眼科学会指導医で網膜の病気に詳しい山本修一・千葉大病院副病院長の話「従来の治療は合併症の危険もあったので朗報。今後の研究に注目したい」

 シクロデキストリン ブドウ糖分子が直径100万分の1ミリほどの筒状に連なった化合物。バケツの底が抜けたような構造で、中に分子を取り込む。におい成分をとらえる消臭剤などに広く使われている。

(2013年6月18日 読売新聞)

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