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2013年6月17日

4474 カラーコンタクトレンズ流行の影に

眼を赤くひどく充血させているのだけれど、角膜は全く傷がついてはいない、前房も綺麗そうである。既往を聴くと雑貨屋で買ったカラーのコンタクトレンズを一昨日使ってそれ以来だという。ふつうコンタクトレンズ角膜障害では白い潰瘍ができていたり、びまん性角膜障害が見られたりするものなのだけれど、角膜に全くフルオステインがないとはどういうことだろうか?。カラーの色素が溶出でもして結膜を痛めたのだろうか?菌も培養に出して、近い日で再度見ることとした。こんな患者さんが日本中にあふれているのだろう。
ーーー引用開始ーーーー
無季言 2013年6月17日 (月)の記事です。

カラーコンタクトレンズ流行の影に

◆最近、若者を中心にカラーコンタクトレンズ(CL)を使用する人が増えている。そうした状況を受け、2009年時点では10品目以下だったカラーCLも、今年1月には258品目にまで拡大している

◆カラーCLを使い始めたきっかけは、「見た目の印象を変えたかった」「メイクや服装に瞳の色を合わせたかった」などが上位を占め(ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニーの調査)、ファッションの一部として取り入れていることがうかがえた

◆その一方で、▽カラーCL購入の際に中高生の約6割が眼科を受診していない▽カラーCL購入の際にレンズの安全性を気にするユーザーは6割弱――なども明らかになっている(同調査)

◆これらの結果は、カラーCL流行の影に眼障害のリスクが潜んでいることを示している。眼に障害を負ってからでは遅い。カラーCLユーザー、特に若者に向け、購入に際して「眼科を受診すること」「確かな品質のレンズを選択すること」などの重要性を啓発する活動が必要だ。
ーー引用終了ーー

以下はこの辺をもう少し詳しく述べた記事です

ーーー引用開始ーーーー
医療新世紀 今週のニュース 2010.10.19

防げるか、カラコン眼障害  
医療機器指定から1年  
眼科医の処方や指導が重要

 若い女性を中心に、おしゃれ目的で人気を集める度なしのカラーコンタクトレンズ(CL)。以前は雑貨扱いで品質も販売も野放しだったが、目の健康被害が多発したため、厚生労働省は昨年11月、薬事法で規制される「高度管理医療機器」に指定した。来年2月からは視力補正用のCLと同様、無許可での製造・販売ができなくなるが、本当にこれで眼障害の発生は防げるのか。製品に潜む危険性などから、多くの眼科医はカラーCLへの関与に消極的とされるが、ユーザーの安全確保には眼科医の処方や指導が不可欠だ。

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 ▽溶け出す色素
 「今朝起きたら右目が激痛で開けられなかった」。友人が量販店で買ったおしゃれ用カラーCLを借り、毎日、水道水で洗いながら使っていたという24歳女性。検査の結果、角膜潰瘍と上まぶたの巨大乳頭結膜炎と分かった。放置すれば視力障害が生じる恐れもある。だが、カラーCLの危険性や手入れの大切さを説明しても、全く聞こうとしない。抗生物質の点眼薬と軟こうを処方して翌日も来院するよう指示したが、二度と姿を見せなかった。

 カラーCLを使うと、黒目を強調したり瞳の色を変えたりして手軽に”違う自分”になれる。その多くが、眼科医による処方や指導なしに量販店やネット通販で購入されてきた。しかし、大きな落とし穴もある。

 国民生活センターが2006年に公表したテスト結果によると、対象10製品のうち4製品で色素の溶出を確認。2製品で眼粘膜刺激が起こりうる細胞毒性を認めた。
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 ▽低い酸素透過性
 また、製品評価技術基盤機構(NITE)が08年に公表した調査結果では、05年10月から08年2月までに全国で167人の眼障害が報告され、うち21人は失明の恐れがある重症例だった。

 「大気の酸素濃度は21%。酸素透過性の良い通常のレンズでも、角膜表面の酸素は富士山頂と同程度の15%に低下する。従来、カラーCLに多かったHEMAという素材のレンズではエベレストの頂上程度の8%。着色により透過性はさらに低くなる。非常に危険だ」と横浜市で開業する宇津見義一・日本眼科医会常任理事は指摘する。

 酸素が不足すると角膜上皮がはがれ落ち、細菌感染などが起きやすくなる。レンズ内面にプリントした製品では色素が角膜に直接触れて上皮障害を引き起こすし、低品質のレンズは表面処理や厚さが不均一なため角膜障害の原因となる。20101019honki4.jpg

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 ▽めちゃくちゃ
 だが、最も問題なのはユーザーの間違った使い方だ。NITEの調査でも、眼障害の原因は「手入れ不良」25%、「長時間装用」10%、「使用方法を理解していない」10%―などだった。

 「通常の視力補正用でもリスクを伴うのに、カラーCLの使用者は本当にめちゃくちゃだ。危険性を理解せず、大半が眼科医の指導に耳を傾けない」と宇津見さん。薬事法上、CLの処方せんは購入に当たって必須ではないものの、適切なレンズ選択には欠かせない。にもかかわらず、こうした状況に嫌気が差し、処方を避ける眼科医が多いという。

 今回の規制で製造や販売は許可を受けた業者に限られ、一定の品質がなければ流通できなくなったが、日本眼科医会 は「処方や指導を眼科医が拒めば、今後も購入希望者が量販店やネット通販に流れ、さらなる眼障害が起きる」と危惧。

 カラーCLの危険性について啓発を続ける一方、それでも使用を希望する大人には毎日使い捨てタイプなどの比較的安全な製品を勧めるなど、眼障害防止に積極的に取り組む考えを示している。(共同通信 赤坂達也)(2010/10/19)

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