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2013年3月30日

4211 「iPadよりも紙書籍のほうが眼にやさしいというのは都市伝説」というのは本当?

250px-Gutenberg_bible_Old_Testament_Epistle_of_St_Jerome、自分で購入して読んだ本が数は限られていても本立てに増えてゆくというのは大変楽しいことです。まず2度と手にして開くことはないのかもしれませんが、私は、たとえ文庫本の現代小説であっても読み終わった本を捨ててしまう人の行動には賛成しかねます。
それに比べると、あまり利用はしておりませんが、電子書籍はそのような書籍では蓄積がなさそうです。
果たして、紙の本を選ぶのか?電子書籍にするのか?これからは電子書籍の利用が増えてゆくのでしょうけれども、私は紙の本も大事にしてゆきたいと思いますし、そのような出版社が残存できる社会であってほしいと思います。

先日、若倉雅登先生と朝日新聞の記者さんと3人でお話した時の話題では、

1)落ち着いて、まとまった思考の材料として読むには、電子的なディスプレー上の情報ではだめで、一度きちんとした紙の本の形に落とした文章でなくてはだめなのではないか?そういう意味では電子書籍というのは紙の本には及ばない。それなのに、今の教育はきちんと本を読むことを勧めてはいない。

2)診療情報を記録するカルテでは、手書きであれば多少汚い文字であってもその記事を書いた時の思いや付帯的な事項まで思い出せる。それに比べて、タイプした電子カルテではそこまでの深い思いが浮かび上がってこない。というような話を伺いました。

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3)また、書くことで「既に分かったつもりでいたこと」でも、自分の考えが整理されてアイデアが明確にできます。本を書くということはもちろんそうでありますし、ブログを書くという程度のことでも、自分の考えを明確にするには大変有用です。

この記事は、今日の目のニュースなのですが、それとは反対に、iPadのほうが紙の本よりも3倍速く読めるという記事が出ていましたので引用しておきましょう。

ーーー記事の引用ーーー
(過去記事)独グーテンベルグ大学などの研究チーム「iPadよりも紙書籍のほうが眼にやさしいというのは都市伝説」

【編集部記事】英Daily Mail紙のアーカイブを検索していて、2年前のおもしろい記事を偶然見つけたので紹介しよう。ドイツのJohannes Gutenberg University Mainz大学(本部:ラインラント=プファルツ州)の研究チームが2011年当時、高齢の電子書籍読者を対象に液晶ディスプレイに関する調査を行なったところ、iPadなど液晶ディスプレイのほうが読書スピードが3倍速くなることを発見したとのこと。

 この調査はStephan Fussel博士のチームと独出版・書店組合のMVP Marketing社が共同で行なったもので、実験機としてiPad/Kindle(電子ペーパー)/紙書籍を使って比較。結果、液晶は読みづらいどころか、むしろ高速かつ快適に読めるという。

 Fussel博士は記事中で「液晶ディスプレイが眼に悪く、電子ペーパーや紙が眼に良いというのは単なる都市伝説。客観的なデータがそれを証明している」とコメントしている。

 この記事でおもしろいのは、大学名がグーテンベルグの名を冠していて、Fussel博士自身もグーテンベルグ研究家でもあるという点。【hon.jp】
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