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2013年3月24日

4191 高齢の眼科治療、米で赤信号、 メディケア費削減に現場困惑

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最近の眼科の新しい治療法には高額を要するものが有ります。その代表的なものは硝子体内に薬剤を注射する抗VEGF抗体治療が含まれるかもしれません。これは日本の保健制度のもとの3割負担でも自己負担分が5万円程度、これが自費ともなれば15万円にも及びます。日本の様な国民健康保険ではなく、米国で行われるメディケアの様な公費負担の中では、その様な高級医療はばらまくことができないという対応も出て来るのかもしれません。米国眼科学会(AAO)は、メディケア(高齢者公的医療保険)経費削減の影響に関して学会が行った調査結果を公表し、米国では約半数の患者が公費負担で有って、最善の医療をこのような患者に施せなくなることを、多くの眼科医が危惧していると報じていました。

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高齢の眼科治療、米で赤信号 【米国眼科学会】
メディケア費削減に現場困惑

2013年3月19日 米国学会短信
 米国眼科学会(AAO)は3月6日、メディケア(高齢者公的医療保険)経費削減の影響に関して学会が行った調査結果を公表した。

 本調査は2月27日から3月1日にかけて米国眼科医1761人を対象として、3月1日に発動された政府の歳出強制削減(sequestration)の一部である包括的支出削減によりメディケア受給者が被る潜在的影響を評価した。

 診察患者の40%以上がメディケア受給者であると回答した眼科医は1450人(82%)、うち825人(47%)は60%以上が受給者と報告した。43%の医師が「新規メディケア受給者の診察を受けない、もしくは制限せざるを得ない」、28%が「現在診ているメディケア患者も緊急治療しか受けることができなくなる」と予測している。さらに約11%が「メディケアプログラムへの参加を変更するか、終了しなくてはならない」と回答している。

 65歳以上の米国人2300万人以上が加齢による黄斑変性や白内障、糖尿病網膜症、緑内障などを患っている。高齢者数は今後25年間で倍になると推定され、AAOは眼科疾患が高齢者に及ぼす影響は大きいと説明。メディケアを通じて良質な眼科治療を速やかに受けることができるよう、メディケア問題には早急かつ将来に向けて十分に取り組まなければならないと指摘している。

【関連リンク】
U.S. Eye Physicians and Surgeons Predict Negative Consequences of Sequester for Medicare Patients

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