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2013年3月18日

4173 9割の会社は人材育成で決まる! 小山政彦 著を読みました。

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9割の会社は人材育成で決まる!――これから10年、社長は、どんな場所でも結果を出す「人」を育てなさい [単行本]  小山 政彦 (著)

小山政彦さんは船井総合研究所の会長。私も何回か講演を聴き、ある時は20人ほどの少人数でのお話も聞いたことがあります。話はいつもわかりやすく理路整然としたものです。船井総研と言うと創業者の船井幸雄氏を考えますが、小山さんは社長就任後に船井総合研究所を売上で2倍、 利益で3倍に育てたというのですから、今や船井総合研究所を体現している人なのでしょう。 本書では社長が知っておきたい「人材育成の知恵」を披露しています。会社の成否の9割が人材育成で決まるのであって、会社数で9割までの会社の業績が人材育成の成否によって決まると言っているわけではなさそうだと気が付きました。その所、題名が日本語としては少し不自然かもしれません。

▼ 社長は「100匹の狼を率いる1匹の羊」になれ!と言っています。
そこで彼が言うのは、社長が「狼」になって「羊」のような部下たちを率いるよりも、
「狼」のような部下たちを納得させて動かす「羊のリーダーシップ」が大事だと説いています。 著者がいう「自分で考え、自分で動く」人を育てる秘訣とはなんでしょうか?例によって目次をなぞってみましょう。

■ 目次 ■
前書で、著者は人材は「育てる」ものではなくて「育つ」ものだといっています。その社員が「育つ環境」を作るのが社長の仕事です。此処は先日の望月學教授の最終講義で聞いたお話とも共通のようですね。

第1章 社長は、時代の流れをつかんで人を育てなさい
・社長は、「三年一昔」を心得て経営しなさい
・社長は、「書く習慣」で変化の兆候をつかみなさい ほか
物事の周期性ということを見るのがこの著者は好きなようです。その兆候に気付き、書くことで確信を得るのですね。誰が読んでくださるにしろ、毎日こうしてブログを書くのも、ちょうど良さそうです。(私は、こうして記事を読むことでお付き合いしてくださるあなた方読者に何時も感謝しております。)

第2章 社長は、どんな人材が必要かを熟知しなさい
・社長は、まず「競争は悪ではない」と教えなさい
・社長は、「スーパー営業マン」をやめなさい ほか

「量が質を生む」とか、「社内自慢大会を開け」とか、そして「社員に感謝の気持ちを伝えることが大事だ」等と言っています。早速、私も今週末のホワイトデーには一人ひとりにチョコレートを渡しながら日々の感謝を伝えてみました。大入り袋などを思いつきで渡すよりもよっぽど好評なようです。「百匹の狼を従える羊」になれとも言っていました。社長は優れたプレーヤーであることを卒業すべきであるようです。

第3章 社長は、こうして社員を変えなさい
・社長は、一番に「しつけ・マナー」を徹底させなさい
・社長は、社員のプライベートにも踏み込みなさい ほか

「怒る」と「叱る」を使い分けよとも言っています。「失敗した社員」をコーチするのが目的なわけですから、部下の失敗に対する自分の怒りを部下にぶつけても得られるものはありません。一方、このくらいで満足という「小成功病」を撲滅し、「目いっぱい努力すれば達成できる程度の目標を与える」のが必要だそうです。部下との飲み会の機会は大切にしますが、そこで中小企業の社長は仕事の話はしないものだそうです。

第4章 社長は、真に「人を活かせる」組織をつくりなさい
・社長は、「サッカー型」の意思決定をしなさい
・社長は、3カ月に1度、組織変更をやりなさい ほか

野球の様にやれ「ヒットアンドラン」だの、「次はカーブを投げよ」だのと、手取り足取りではなくて、普段から「敵がこう来たらこう対応するものだ」とサッカーの監督の様に多くのパターンを覚えさせる様な教育が必要なのだといっています。社内の組織はウェブ型にし、社内では全社員の前で表彰なども行って社員をその気にさせます。

第5章 社長は、夢や目標をもった社員を育てなさい
・社長は、自分の「ライフワーク」を語りなさい
・社長は、「同魂異才」を育てる経営をしなさい ほか

社長は「夢」と「目標」の違いを理解せよといっています。目標は具体的な計画を達成するための時間と事象を含む表現、そして夢はもっと茫洋としたもの。夢はいくら大きくても良いと。夢や目標を持った社員がいる会社は業績も伸びて行きますから、社長は常に社員に対して「君の夢や目標は何?」と聞き、それを意識させなくてはなりません。そして社長の「夢実現への近道は社内の人材育成」なのだそうです。、「同魂異才」は「同根異菜」のもじりです。

さて、どのようにこの教えを生かすかはこれからの問題、この本には「会社の9割は社長で決まる」という姉妹本もある様です。

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