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2013年2月20日

4084 第86回神経眼科勉強会 印象記

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市ヶ谷の日大会館にて行われました。私のその備忘録です。ロートルがばかばかしい発言をしたと言われないように注意しつつも率直な質問を連発しました。会の後、医科歯科大から付いてきてくれたORTと江本先生と恒例の雑談をしました。
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1,ocular myotoniaの手術経験 原田、石川(日大)
下直筋後転などを行う。甲状腺眼症の既往。非発作時は正位だが、患眼が内方視した後に内方回旋して下にシフトする。上斜筋のオキュラーミオトニアの症例提示。斜視手術をした。
ocular myotoniaとは?

2、動眼神経髄内線維束における下直筋支配繊維の臨床解剖学的検討 津田(豊島病院)
クシアツェックらの提唱していた線維の配置との差異を2例の新しい虚血症例から推測した。

3、高アルドステロン血症にみられた乳頭浮腫の一例。加藤、敷島(慈恵医大)
高血圧は加療中で、髄液圧はまだ見られてはいないが、視神経乳頭に多少のうっ血乳頭を疑わせる変化がある。MRIでは視神経の屈曲も強い。アルドステロン受容体が脳の脈絡叢にあり、アルドステロンが増えると脳圧が上がるという話があるのだ(敷島)という。高血圧に伴う乳頭変化を見たものとは違うらしい。この場合には降圧剤にはスピロノラクトンが良かろうという江本のコメントあり。

4、浸潤性副鼻腔炎による視神経症の一例 新井、山上、若倉(井上眼科)
真菌の感染で頭蓋内に病変が広がるケースがあり、原因はアスペルギルスなどが多いがその生命予後はよいとは言えない。

5、甲状腺機能が正常の甲状腺眼症 原、鈴木(独協越谷)
TSAbは甲状腺眼症に特有に相関し、TRAbではそれほど相関はしないのだが、甲状腺を見る内科医はこれらの抗体までは取ってないことも多いので注意(若倉)。もちろんバセドーでは甲状腺ホルモンが正常値内な症例(ユーサイロイドグレビス)が多い(7-8割)ことは当たり前だがその点に注意が必要(敷島)。反対眼の下垂だと誤診されやすい点にも注意(石川)

6、眼振のない動揺視 江本(医科歯科大)
中枢性と思われるがその機序は不明。久方ぶりの医科歯科大学からの演題提出でした。
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細々と、しかし連綿と続いている勉強会です。これからも大事に参加してゆきたいと思います。

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