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2013年1月31日

4026 東レのオルソケラトロジーレンズの説明を聞きました

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今日はお昼の時間にオルソケラトロジーの説明を聞きました。昨年、私は「東レから国産の新しいオルソケラトロジー用のレンズ」が発売されたというニュースを聞き、このブログの記事に取り上げましたが(⇒リンク)、その取扱会社の担当者が先月当医院をお尋ねくださったのを機会に、本日の説明会が実現したものです。

本日のお話はユニバーサルビュー社の技術セールスの方による説明でしたが、東レのプレスリリースを見ましたらほぼ同じお話が出ております。現物を見るとさらに理解が深まりました。聴講メモとして採録いたします。
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2012年7月2日 東レ株式会社

角膜矯正用コンタクトレンズ ブレスオーコレクト

-就寝中に装用して脱着後の裸眼視力を改善する

ブレスオーコレクト® レンズイメージ図

 東レが、眼鏡、コンタクトレンズ、レーシックに続く視力補正法である、オルソケラトロジー治療に使用する治療用レンズとして、ブレスオーコレクト®の代理店販売契約を、株式会社ニデックおよび株式会社ユニバーサルビューと締結。

 ブレスオーコレクト®は東レがレンズ素材を供給し、ユニバーサルビューが開発したもので、製造販売承認を取得。

 近視および近視性乱視で、日中裸眼での生活を望むもレーシック等の屈折矯正手術に抵抗がある人のニーズに応え、就寝中に装用して脱着後の裸眼視力を改善する、オルソケラトロジー治療の治療用レンズ。

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従来の視力補正用コンタクトレンズと異なり、レンズの内面に特殊な4つのカーブを有す。
就寝中に装用することで角膜形状を扁平化させ、脱着後の裸眼視力を改善させるオルソケラトロジー治療に使用する治療用レンズ。

 オルソケラトロジー治療の原理は1960年代にシカゴで発表。レンズ素材、加工技術、治療用検査機器への課題から普及には至っていない。

 就寝時に装用するため、レンズ素材の酸素透過は可能な限り高いことが望ましく、また、素材自体の耐久性が求められていた。

 日本人の角膜形状は欧米人と比較して、中心部に突出の少ない球形角膜形状が多い。日本人の角膜形状に適したデザインのレンズであることも求められた。

ブレスオーコレクト®は、レンズの内面カーブを調整し、球形角膜に処方しやすいように設計されており、これによって日本人の角膜形状に適したレンズデザインを確立

※1 オルソケラトロジー治療とは、近視及び近視性乱視の患者が就寝時装用(寝る時にレンズを装用)することで、角膜形状を変化させ、脱着後の裸眼視力を改善させる治療法。変化した角膜形状は一定期間維持され、その間の裸眼視力は改善される。

※2 処方に際しては、まずは日本眼科学会の指定するレンズ処方講習会、のちに製造販売業者が実施する導入時講習会両者を受講し証明をうけた、日本眼科学会認定の眼科専門医であることが必要。

※3 日本眼科学会指定のレンズ処方講習会、および製造販売業者が実施する導入時講習会の両者を受講し証明を受けた、日本眼科学会認定の眼科専門医にのみ処方可。

製品特長
(1)  【東レ独自のレンズ素材】 ・高い酸素透過性 (Dk 値 156 クーロメトリー法による測定結果)
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・ハードなのにやわらかい
 しなやかで割れにくい「やわらか素材」を使用。素材の分子同士の結びつきを強くすることにより、外部からの衝撃に対しても、しなやかに曲がることで破損を軽減する。

(2) 【日本人の角膜形状に適したレンズデザイン】
日本人の角膜は米国人(白人)の角膜に比較して、中心部に突出の少ない球形角膜が多い。内面カーブを調整し、球形角膜に処方しやすいよう設計。

清澤のコメント:
1)物としては良さそう。この近視治療方法への需要は現在はまだ限られたものか?。処方は保険外で、私費診療で行うなのでしょうか?

2)処方手技は比較的シンプルで、角膜トポグラフィーの画像を見て数値を入れると選ぶべきレンズが簡便に決まるというアイパッドのプログラムが提供されるそうです。
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3)この処方には、角膜トモグラフィーがほしいようで、そこが導入への一つの障害。

4)現在子供へのオルソレンズ処方は、コンタクトレンズ学会のガイドラインでも控えられていますが、会社は今後その制限を解除してもらう方向を模索するようです。

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