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2013年1月20日

3993 フェムトセカンドレーザー白内障手術のビデオ(ビッセン宮島弘子教授)を拝見しました。

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本日は実際にそれを行い始めたビッセン宮島弘子教授の話を伺いました。フェムトセカンドレーザー白内障手術医のビデオは昨年の東京都眼科医会の卒後研修でも見せていただき、その記事も記載していますが聴講記としてお話をもう一度なぞってみます。(⇒当ブログの以前の記事;動画付きにリンク)。

東京歯科大学水道橋病院にその機械は導入されているそうです。

切開は前嚢切開、核分割、角膜切開が行われます。
前眼部OCT結果に基づいたプランニングで手術は行われます。
使用されている機械はアルコン社のLenSx
現在までの世界の症例数は50000以上、術者は1000人以上

12年4月にヒューストン、12年12月に水道橋で導入されたとのこと。

より正確なレンズ挿入位置を得るために必要な前嚢切開が正確であるとのこと(入れたレンズが前方によれば近視化します。)

水晶体分割は安全な範囲の深さで行われるとのこと。核吸引時間の超音波時間の短縮が図れ、内皮への障害が減るだろうということだそうです。角膜ポートの自己閉鎖創にハイドレーションは不要だそうです。

今後の厚生労働省の承認や保険収載が必要であり、またそれなしでできるのになぜ高価な機械が必要なのだという声は暫くのあいだ聞こえそうです。しかし、座長の常岡先生も米国のスマート先生の手術をご覧になった時に、これで世界の白内障手術が変わるだろうと感じたとコメントしておいででした。

坪田先生はラーニングカーブ(習熟効果)はどこに現れるか?と質問され、宮島先生はコーンをぴったりと載せるところに慣れにより早く正確になる部分があると答えていました。

坪田先生のコメントして、先日日本国内で腹腔内で用いられる内視鏡遠隔手術装置ダビンチの泌尿器科での使用が承認されたが、外科領域ではまだ承認が得られていない。その違いはその機材の有効性が申請時に示せたかどうかであったとのべました。そして坪田先生は、この機材の日本国内での承認が遅れると、中国や韓国においてゆかれ、日本から海外への手術ツアーがこの分野でも催行されるようなことになりかねないという危機感を語っておいででした。

確かに人の揚げ足を取って、自分が買えない機材を導入した人の直面する困難さを笑っていれば済む事態ではないのかもしれません。

2012年07月28日
3515 Femtosecond laserフェムトセカンドレーザーを用いた白内障手術の紹介(⇒リンク)

この話題については宮崎の尾崎先生も卓見を述べています。⇒尾崎先生の記事(零戦とフェムトセカンドレーザー白内障手術)にリンク

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