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2013年1月20日

3988 B787バッテリー過充電の見方強まる 

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ボーイング787の連続する故障でANAは運用できる機体が不足して欠航便が続発するという事態の様です。またこのB787は米国製の飛行機ですが、その部分によっては日本製の部品も多く、ボーイング社が困るだけでは済まない事態のようです。

この機体に使われているリチウム電池を作っているのは日本のGSユアサコーポレーションだそうで、日本の当局にもこの火災の原因究明は他人事ではなさそうです。このバッテリーの故障原因は「過充電」だったということのようですから、まずはその過充電とは何か?なぜ起きるのかを調べてみました。

その答えらしきものが「iPhone のバッテリを劣化させないために知っておきたいこと。」という記事の中にありました。

この記事が論じている電池は「リチウムイオンポリマー電池」です。そして、これには充電できる回数に制限が存在します。 そこで必要と言われているのがバッテリのメンテナンス。一説には、毎月1度はフル充電を行ってその後、起動しなくなるまで使い切るのが良いと言われています。

リチウムイオンポリマー電池はメモリー効果が起こりにくいとされます。このバッテリはニカド電池やニッケル水素電池と比べて、メモリー効果が起こりにくいという特性を持っているのだそうです。メモリー効果とは100%使い切る前に充電するということを繰り返して行うと、本来の容量よりも充電可能な容量が少なくなること。リチウムイオンポリマー電池は、ニカド電池やニッケル水素電池とは異なる物質を使った電池なので、このメモリー効果は起こりにくくなっています。

リチウムイオンポリマー電池は充電し過ぎたり(過充電)、放電し過ぎたり(過放電)するとバッテリ内部の素材が劣化してしまい、本来の能力を発揮できなくなります。

ですからリチウムイオンポリマー電池には、過充電・過放電を防ぐための仕組みがあります。それが制御コンピュータです。

リチウムイオンポリマー電池に限らず、電池全般に高温環境や衝撃も禁物とされています。この衝撃を与えるなというのは飛行機では時には難しいかもしれません。

リチウムイオンポリマー電池は扱い方を間違えると爆発したり、発火したりするバッテリでもあります。特に怖いのが指定された以上の電圧で充電したり、フル充電状態にも関わらず長時間に渡って充電し続けた場合です。そういった事態を避けるためにリチウムイオンポリマー電池には、充電電圧や時間を制御するコンピュータが内蔵されています。これによってバッテリの過充電・過放電を防ぎます。

ところが、この制御コンピュータの計算誤差で容量が減る場合もあるというのです。この制御コンピュータの計算の誤差を修正するためには、これに本来のバッテリ容量を覚え直させる必要があります。即ち、制御コンピュータにはバッテリが100%充電された時の状態とほぼ0%まで使い切った状態を記憶させます。MacBook の場合、再調整は数ヶ月に1回で十分だそうですが、飛行機でも同じかどうかはわかりません。

リチウムベースのバッテリーを適切にメンテナンスするには、バッテリー内の電子を時々動かすことが重要です。毎月最低でも1回は充電/放電サイクルを完了する(完全に充電した後、バッテリーを使い切る)ようにしてください、だそうです。

リチウムイオンバッテリーは最大限のパフォーマンスで利用しなければなりません。デバイスをあまり頻繁に使わない場合は、最低でも毎月1回は充電するようにしましょう。(アップル – バッテリー より引用)

また、先述のように日常的にバッテリを使っている MacBook の場合には数ヶ月に1度で十分なバッテリの再調整が、同じように使っている iPhone では毎月1回は必要だというのは考えにくいです。

したがって、少なくとも日常的に利用している iPhone/iPad/iPod touch では1ヶ月に1回、バッテリの再調整を行う必要はないと考えられます。

たとえバッテリの再調整を行うとしても、その効果は限定的であり、またその間隔も日常的に使っている iPhone であれば数ヶ月に1回で十分であると言えます。

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バッテリー過充電の見方強まる B787、日米の航空当局

2013年1月19日 18時36分

 ボストン国際空港で出火した日航ボーイング787の補助動力用バッテリー(米運輸安全委員会のホームページから・共同)

 バッテリーの出火や発煙トラブルが相次ぐ新鋭中型機ボーイング787。高松空港に緊急着陸した全日空機は、操縦席付近床下のメーンバッテリーへの過充電で飛行中に煙が発生したとの見方が19日までの日米航空当局の調査で強まった。

 ラフード米運輸長官は18日(現地時間)「安全を千パーセント確認するまで飛行させることはない」と述べ、徹底的な安全対策が取られるまで787の運航を認めない方針を強調した。

 原因究明を急ぐ日本の運輸安全委員会は、1週間でバッテリーが解析できる第三者機関がないか模索。電子系統の制御システムや配線より優先的に調べ、糸口を探る構えだ。

(共同)

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