お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2012年12月30日

3931 映画が好き、そしてパリが好きというわけで、今日は「シェフ」

200
映画が好き、そしてパリが好きというわけで、今日はまたパリを舞台にした映画を見てきました。映画の中でテレビ中継の場所はエッフェル塔を正面に眺めるトロカデロの裏ですね。イエナ橋がエッフェル塔に向かってかかっています。

さて映画です。ジャン・レノ「年齢の垣根を越えることで解決策が見つかることがある」『シェフ!』『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』が今日の映画です。
映画館の場所も新しくできた新宿のクアリテ。小さな席数70-90席の2部屋の名画座です。席も大きく、いい感じですね。ほとんどガラガラでした。

主演はフランス映画ではよく見る顔、ジャン・レノです。彼が三ツ星レストランのカリスマシェフ役を演じ、ベテランと若手シェフのコンビが三ツ星を守ろうと奮闘する様を描いていまする。最近でこそミシュランのレストランガイドは日本にもできましたが、この審査員が来る日は知らせられないことになってはいますが、実際にはレストラン側も感づいていて本当にピリピリしているそうです。

 “三ツ星”を守り続けてきたベテランシェフ・アレクサンドル(ジャン・レノ)はスランプに陥り、新しいメニューが思いつきません。若いレストランオーナーからはメニューが時代遅れだと批判され、次の品評会で店の星が減ればクビだと通告されます。最近はオーナーシェフではなく、比較的大きなレストランチェーンに雇われているシェフも多いのでしょう。それは必ずしも年取った年齢のせいばかりではないのですけれど、何となく自分も人もそんな思いになっているのでしょう。身につまされますね。

 シェフの世界にもそんな人はいるだろうなーと思わせる自信過剰な若いシェフ。眼科医の世界にもよくそんな人がいます。どこまで成長できるかは、どこまで先輩から吸収することを続けられるか?、そして自分の境地を切り開き続けられるか?にかかっているのでしょうけれどもね。せっかく生まれつき持っている光るものを持っているのに、そこにいてつまらないと思うのは自分未熟さのだということに気が付くことができず、渡り歩いてしまいます。

 そこがプロとアマチュアの差なのだといわれる場面も強烈です。そんなわけで、全てのことに疲れてしまった玄人と、願望と好奇心と生命力にみなぎっている素人が、お互いに切磋琢磨しながら一緒に進んでゆき、普通なら生意気なアマチュアで終わってしまうはずの若いシェフが、物語の中で父親になるという責任を感じたり、年長のシェフとの出会いの中から自分の行く道を見つけてゆくというハピーエンドへのストーリーはよく作られていると思いました。

 ジャン・レノは「僕たちが進歩していくためには、このような引き継ぎが大事だと思う。年齢の垣根を越えることで解決策が見つかることがあるし、料理も同じだと映画は言ってる。伝統と新しい考えが混ざることで、この世界は進歩していくんだ」といったそうです。眼科医療も同じなのだけれど、伝えられるかなー?と思いながら見終わってきました。

『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』は銀座テアトルシネマ、新宿シネマカリテほかで上映中。

Categorised in: 未分類