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2012年12月23日

3910 「北のカナリアたち」もお正月に向けてみたい映画です。湊かなえ「往復書簡」より

shokan
永遠の憧れの女優、吉永小百合さん主演の映画、北のカナリア原作ということで湊かなえさんの「往復書簡」という文庫本を買ってきて、まずは最初の「十年後の卒業文集」を読みました。

 高校の放送部部員だった男女が卒業して10年たちました。放送部長の男子と結婚したのは当時の女子部員。高校生の時にお付き合いのあった女子部員ではありませんでした。この間にあった事々が、女子部員のやり取りする手紙の中から解き明かされてゆきます。
 先日30年ぶりに集まった高校の同級会を考えても、10年くらいで人の顔なんてそんなに変わりはしないと思いますので、この小説の話の落とし方にはちょっと無理は感じましたけれど、それはそれで人の心理を異なった方向から見ると多様な姿を見せるものなのだろうと、共感できました。異なる人から見ると一つの事がいくつにも異なって見えるという書き方には渡辺淳一の「阿寒に果つ」を思い出しました。

話しは脇道にそれてしまいますが、その、「阿寒に果つ」を読んだのはもう30年も前です。天才少女画家といわれた時任純子(18才)の死体が、阿寒湖を見下ろす釧北峠の一角で発見された、その死に顔の描写からはじまります。

 死後二十年という歳月がたったのち、多面性を見せる純子という女性の顔を知りたくて男は純子と関係した5人の人達を訪ね本当の姿を明らかにしようとする。自分を含めた6人は、みな自分が純子に一番影響を与え、一番純子を愛し、愛されていたと信じている。というものでしたが。


 今回の映画、「北のカナリア」は「往復書簡」の2番目に出ている「二十年後の宿題」を原作としています。こちらは、これから読みます。正月までに見たい映画の一つです。

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