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2012年12月22日

3908 楊家将 北方謙三 を読みました。

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3908 楊家将(上、下) 北方謙三著 を2週間かけて通勤電車で読み終わりました。

中国の北宋時代。今の北京は遼という国の首都でした。中原を抑えた漢民族の国である宋は、北漢を下して、いよいよ遼と対峙します。もとは北漢の臣でこの宋の軍に帰順した外様将軍、楊一族の物語です。

その時代の軍は歩兵と騎兵で構成されていて、北方系の楊家の軍では騎兵の扱いが得意です。
中国では、三国志と水滸伝と並ぶ人気の歴史劇がこの楊家将なのだそうですが、この北方謙三が翻案で小説を書くまでは日本ではあまり知られてはいなかったそうです。しかしこの小説を読み始めると、人物の描写に一気に引きこまれてしまいます。下になった楊家将演義という作品があるのだそうですが、個々の内容は大分変えられているということです。

このような中国の軍記物を読むと何時も心が高揚します。その元気で年末までを突っ走り、続編の新楊家将 血涙(上、下)を読み直してみようと思います。血涙も数年前には読んだはずなのですが、私の中ではいまひとつこの物語とつながってはいません。北方謙三の中国歴史小説の世界では、吹毛剣などを通じて異なる歴史小説がわずかながらつながりを持たされているようです。

軍人として強くあればあるほどに、同輩の軍人からはやっかまれ、そのうえ文民と武人との勢力争いもあって、いつの時代も生き難い世間ではあったようです。世の人々は北方の小説を読み、このような苦しい社会環境の中でしっかりと生きた男女に共感するのでしょう。

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楊家将 (北方謙三)出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『楊家将』(ようかしょう)は、2000年(平成12年)1月1日から2001年(平成13年)までの1年3ヶ月に亘って『日本農業新聞』(PHP研究所刊)に連載された北方謙三の歴史小説である。第38回吉川英治文学賞受賞作品。

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