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2012年12月22日

3907 “目の保湿”、オフィスではここに注意!:今日の眼のニュースです

今日の眼に関するニュース記事はこれ。“目の保湿”、オフィスではここに注意!です。産経新聞社が作っているらしいZAKZAKというページにドライアイの話題が出ています。

ドライアイといえば「目が乾く」というわけですが、実際に目の表面に涙がなくなって乾いてしまうわけではありません。涙は減るだけです。日本では従来涙が減るとしてとらえられ、米国ではそのために起きる眼表面の炎症としてとらえられています。

現在、眼科で行う涙に関連した評価は次の4点
1)涙液メニスカスの高さの評価(蛍光色素で涙液を染めて下瞼の上で形成されるメニスカスの厚さを見ます)
2)瀰漫性表層角膜症の有無の評価(SPK:superficial punctate keratitis、角膜表面に微細な点状の上皮欠損が出来、生体染色顕微鏡で良く見えます)
3)涙液層破壊時間の評価(これも涙を色素で染めて角膜が均等に染まっていられる時間が何秒かを評価します。)
4)そして最後に、シルマーテスト。濾紙を挟んで5分で何ミリ濡れるだけの涙の量があるかを見ます。

こうしてその程度を見極めたドライアイを眼科では治療してゆきます。
1)室内の加湿
2)点眼(マイティアー、ヒアレイン、ジクアス、ムコスタ)
3)眼瞼の清潔操作(温めて洗い、シャワーの後に清拭)
4)そして液体(コラーゲン)または固体(シリコンゴム製プラグ)の涙小点プラグ挿入による涙の流出削減などが行われます。

では今日のニュース(⇒出典)をご覧ください。

–ニュースの引用開始—

“目の保湿”、オフィスではここに注意!
★ヨーダー公子先生

2012.12.20
連載:女医ドル やすらぎの処方箋 オトコの元気術!

 急に寒くなってきましたね。家のお部屋やオフィスで暖房を使い始めると、乾燥の季節とあいまって、さらに目がショボショボしてきます。

 最近は、暖房がガンガン効いている中で、パソコン作業をぶっ続けでやることは、エコ志向で減ってきてはいるようですが、室内の乾燥にはまだまだ注意が必要です。

 まず、パソコン作業を持続してやるのは、目に過度の負担がかかります。真面目に仕事をしていれば、自然に集中してしまいますね。つまり、瞬きをするのも忘れて頑張ってしまいます。

 瞬きの回数が少なくなると、当然目の表面が乾燥して、ひどい場合は、角膜上皮障害を起こします。また、空気が乾燥してくると、目の表面からの蒸散量が増え、さらに乾燥してしまいます。このような状態ですと、目がゴロゴロして、目が痛くなってしまいます。

 ずっと画面を見ているうちに、夕方になると、目を開けるのがつらい、ということにもなりかねません。

 あなたも、思いあたりませんか。

 ドライアイは若い世代にも浸透しています。コンタクトレンズの装用者でOA作業をする方などに、非常に多くなってきました。

 ドライアイで角膜上皮障害をおこしてしまうと、角膜の表面が光学的に滑らかではなくなってしまい、光が乱反射して、モノがかすんで見える-という症状になります。異常を感じたら、ぜひ眼科へ。シルマーテストやBUT測定、フルオレセイン染色による細隙灯検査などで、簡単に症状が分かります。

 一方、こうした環境的な要素ではなく、膠原病や、マイボーム腺機能不全といった病気による器質的異常や、レーシック手術後といった医原的な原因のドライアイもあります。

 それでは、どんな風に治療するのでしょうか。

 症状の程度によりますがまず、人工涙液やヒアルロン酸の点眼をします。少し重症の方は、「涙点プラグ」といって涙の出入り口に栓(プラグ)をする治療法もあります。最近は、潤滑物質であるムチンや水分の生成を促進させるジクアスや、ムコスタといった新薬も出ています。

 症状を悪化させないために、心がけていただきたいことがあります。

 コンタクトレンズの装用者は長時間の装用を避け、調子が悪い時は、使用を中止して、しっかり点眼しましょう。

 また、パソコンは、OAフィルターをかけ、少し画面が下になるように、工夫すると、目からの蒸散量が減ります。暖房で暖まった部屋なら、たまに蒸しタオルで目を保湿してもいいでしょう。

 ドライアイを放っておくと、角膜に栄養がいかないばかりか、目の免疫力が落ちて、眼感染症にかかりやすくなります。

 軽いドライアイであれば、パソコン作業を詰めてやらないで、時間を区切って目を休めましょう。こまめに点眼して、また頑張る、という風にすれば、目の不快な症状も少しずつ減り、きっとお仕事も格段にはかどることでしょう。

 ■ヨーダー公子(よーだー・きみこ) 千葉大学医学部卒。慶應大学医学部初期研修、病院勤務を経て、現在、横浜市にあるヨーダー公子クリニック眼科・美容皮膚科院長。アンチエイジング研究に熱心に取り組み、医師として、ハーフの息子達のママとして毎日奮闘中。
ーー引用終了ーーー

清澤のコメント:いくらドライアイが苦しくても、初診の患者さんにいきなりプラグの説得をして説得しようとしても無理です。その効き目は弱いだろうと思っても、まずは点眼から。初診時にはプラグという手もあるがと話しておいて、2度目以降でプラグをお勧めすることも当医院では有りです。

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