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2012年12月16日

3889 虹彩を見てみよう

Microscope-Slit-Lamp-2
眼科医である私は毎日このように美しい患者さんの虹彩を多数見ていますが、多くの眼科医はこのような絵は見てはいないのではないか?と思います。


それは、眼科医が細隙灯顕微鏡で前眼部を見るときには、照明光を薄い板状にして目に当てて見るからです。そうすることで角膜と水晶体の間の前房にある炎症性の白血球までが見えるのですけれど、これでは全体像はわからなくなります。

一方、(タカギセイコーの)細隙灯にディフューザーを予めつけておくと、そのディフューザーをオンにするだけでこの記事の主が見せているように肉眼で見た絵を拡大したような絵が常に見えます。そして、さらにそれを静止写真に取ればそれを患者に見せて、充血の様や角膜混濁などでも一目瞭然に見ていただくことが出来ます。

そんなことは、眼科医ならだれでもわかっているといわれるでしょうけれど、細隙灯からの写真では、素人が見たときには何がどう写っているのかが全くわからないと思います。

この記事の一部の写真では証明光源が画面に映りこんでいて、奇妙な網目状の光が反射して写り込んでいます。

ーーー記事の引用ーーーー
【人体不思議写真】瞳の奥に潜む真実! よーく見るとあなたの目はこんなふうになってるんです!!

私たちの体に潜む “美” を捉えた写真が、現在ネット上で大きな注目を集めている。

アメリカで物理学の教師をやっているSuren Manvelyanさんが撮ったその写真には、彼の同僚や生徒の瞳が写っているのだが、それが信じられないくらい美しく、そして神秘的なのだ。

「自分の目って、こんなふうになっているんだ!」と驚きを覚えてしまうほど、そこには想像にもしていなかった瞳の真実が写し出されている。特に記者(私)は、黒い瞳孔を囲むドーナツ型の虹彩(こうさい)の美しさに心奪われた。そしてその美しさに気づけたことに、大きな喜びを感じた。

こういった瞳写真の素晴らしさについて、Surenさんは次のように語っている。

「昆虫や植物のマクロ写真を撮っても、ごく普通の結果になります。しかし目の写真を撮るとなると、どうでしょう? 私はこのような写真が出来上がるとは、思ってもいませんでした。そして人間の目が、このような複雑な姿をしていることを知りませんでした。私たちは毎日、何百もの目を見ていますが、その目がまだ見ぬ惑星の表面のような、こんな美しい構造を持っているとは予想だにしません」

我々の目を釘付けにする目の超アップ写真。世の中には美しいものが数え切れないほどたくさんあるが、実は一番美しいものは案外身近なところにあるのかもしれない。そう思わせられるこの瞳写真、ぜひ多くの人に目をしっかり開いて、見てもらいたい。
(文=田代大一朗)

参照元:Daily Mail(英文), YouTube/kflo411
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