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2012年12月11日

3883 成績アップは中枢神経刺激薬―米国の小学生を襲う薬社会の実態:という記事です。

米国では子供の成績を上げる目的で、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療に使われる「アデロール」や「リタリン」といった中枢神経刺激薬を、成績を上げるためにADHDをもたない子供にまで投与する親や医師が増えているというジェンキンス沙智さんによる恐ろしい状況のレポートがウォールストリートジャーナル日本版に出ていました。

ーーー清澤が端折った記事の要旨ですーーーー
【日本版コラム】成績アップは中枢神経刺激薬―米国の小学生を襲う薬社会の実態
ジェンキンス沙智の米国ワーキングマザー当世事情
2012年 12月 7日 18:22 JST

 米国に住んでいると、この国は究極の「薬社会」だと思うことが多々ある。子供の成績を上げる目的で、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療に使われる「アデロール」や「リタリン」といった中枢神経刺激薬を、ADHDをもたない子供にまで投与する親や医師が増えているという。

 これらの薬は集中力を高め、注意力を持続させる効果がある。学習に集中でき、テストの成績は上がるかもしれないが、食欲減退、高血圧、心臓発作、脳卒中などの重篤な副作用があるだけでなく、依存・中毒性も極めて高い。

 ニューヨーク・タイムズの記事によると、神経刺激薬の使用は低所得層の子供を中心に広がっている傾向が見られるという。記事では、小児科医が、偽りの診断をして向精神薬を処方する理由について、「子供を取り巻く環境を直すには費用がかかりすぎるため、子供自身を適応させなければいけない状況を社会が作り出している」と説明する。

 ラパポート博士は、医師や親の立場からすると「すぐに結果が出るものが目の前にあるというのは魅力的に感じられるかもしれない」としながらも、例えば何らかのトラウマのために集中力が欠如している子供に薬を飲ませても、「根本的な問題を治すことにはならない」と話す。

 事態を難しくしているのは、拡大を続ける所得格差だろう。生徒1人当たりの教育費が最も高い州と低い州では、3倍近い違いがある。 裕福な家庭の子供は、通っている学校の教育水準が高い傾向があるだけでなく、家庭教師を雇って成績を上げたり、精神科医にかかって心の問題を取り除いたりすることもできるが、低所得層の子供は薬以外の「選択肢が少ない」

 これまでも、米国の大学生の間で成績アップのために中枢神経刺激薬を使う動きがあるとは聞いたことがあった。しかし、病気を発症していないにもかかわらず、生活態度が悪いから、成績が芳しくないからという理由だけで、身体・精神ともに発達過程にある子供を薬でどうにかしようという考えはあまりにも短絡的ではないだろうか。
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清澤のコメント:スポーツにおけるドーピングと同じ構造のようですね。
リタリンとは?
メチルフェニデート (Methylphenidate, MPH) はナルコレプシーならびに18歳未満のADHD患者に対して使われる、アンフェタミンに類似した中枢神経刺激薬である。慢性疲労症候群といった症状に対しても効果があるとされる。日本ではリタリン® (Ritalin®、商標登録番号第439740号) とコンサータ® (Concerta®、商標登録番号第4657942号) がメチルフェニデートを含む医薬品である。日本におけるリタリンの適応症はナルコレプシー、コンサータの適応症は18歳未満のADHDである。(wikipediaより)

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