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2012年11月25日

3830 書籍の自動的スキャンbook flipping and scannningの動画です


従来、書籍を電子化するにはこのビデオのようにコピー機で一ページずつスキャンする必要がありました。最近言われる「自炊」というのは、冊子状の本の背表紙を切り、これを一枚ずつばらしてそれを画像に取り込む作業であって、本の所有者が自分で使うために行う作業です。このような作業を効率的に行う機材の研究が東京大学では進められており、それが相当程度に実用化されて今日の日経新聞電子版には動画が出ていました。
 この作業を英語では「book flipping and scannning」というようですが、そのプロトタイプの動画をユーチューブで見つけることが出来ました。この装置で本特有のページのゆがみも補正すれば、平面としてのページが再現され高速でのスキャンが可能なのだそうです。

「眼」のニュースではありませんが「眼に関連した今日の画像ニュース」です。動画とニュース記事もご覧ください。

 私がこの記事に興味を持ったのは、紙カルテをPDF化して保存するシステム導入を当医院では検討しており、その作業を従来の装置よりも高速度で行うのにこのシステムが利用できないかと考えたからです。フランスではストロボで瞬時に画像を記録して高速にコピー出力する装置を見たことがありましたが、このあたりでは通常は線状の光源でスキャンしドラム上に画像を保持するので、時間当たりの画像処理能力が遅かったのではないかと思われます。その点でもこの多数の画像を連続的に撮影するこの装置は魅力的と考えられました。

ーー日経の記事から採録ーーー
自動でパラパラめくって書籍電子化 大日本印刷と東大 2012/11/16 13:30

 大日本印刷と東京大学は、書籍を自動でパラパラとめくりながら丸ごと電子化する装置を開発した。本を壊さずに済むうえ、写真や文字、イラストなどが入っていても、1分間に250ページをきれいに読み取れるという。大日本印刷は図書館や博物館、電子書籍作製会社など向けに、2013年度にもサービスを始めるほか、装置の外販も計画している。

ーーー大日本印刷のプレスリリース2012/11/19から引用ーーーーーーーー
大日本印刷 東京大学 世界最速レベルのブックスキャナーを開発

図書館蔵書の電子化サービスなどに向けて2013年の実用化を目指す
ブックスキャナー
注) 実用試作機は、安全性を考慮し、カバーを装着しております

リアルタイムでの書籍画像の3次元補正を実現

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)と東京大学石川正俊教授と渡辺義浩助教の研究チームは共同で、1分間に250ページの速さで紙の書籍を撮影して画像データとして保存できる世界最速レベルのブックスキャナーを開発しました。

【背景】

昨今電子書籍の利用が進み、過去の資料の電子的保存やWeb上での公開が進むなか、既存の書籍や書類の電子化の必要性が急速に高まっています。一方、従来のブックスキャナーは、冊子体を裁断してシート状にする必要があり、作業時間を要していました。また、冊子体のままでのスキャンができる場合でも、スキャン時に文字や絵がゆがまないように、紙面を平坦な状態にする必要があるため、読み取り速度が十分ではありませんでした。

DNPと東京大学の石川正俊教授と渡辺義浩助教の研究チームは、同研究チームが開発した、本をパラパラめくるだけで全ページを画像として保存できる高速画像処理技術をベースに、2010年9月より共同研究を行い、今回、共同研究の成果として、書籍を冊子体のまま1分間に250ページの速さで画像データ化できるブックスキャナーの実用試作機を開発しました。

【今回開発したブックスキャナーの概要】

今回開発したブックスキャナーは、機械による高速ページめくりと、リアルタイムで実行される書籍の3次元状態認識技術、さらに高速のゆがみ補正アルゴリズムを導入することにより、冊子体のままで、電子書籍の要求解像度での高速スキャンを実現したものです。その特徴は以下の通りです。

1. 1分間に250ページの高速ページめくり装置を実現

高速のページめくり装置を新たに開発することにより、省力化と高速化を実現しています。ここでは、ページめくりの機構が撮像の邪魔にならないように設計することが重要な鍵となります。結果として、このブックスキャナーでは、冊子体を裁断することなく、1分間に250ページの高速スキャンを実現しています。つまり、250ページの本であれば、1冊を1分で電子化できます。

2. 超高速の3次元状態認識によって、高速かつ高品質な電子化を実現

このブックスキャナーは、ページをめくるときに生じる紙面の3次元形状を1秒間に500回の速度で捉え、最も高品質に電子化できる瞬間を、新たに開発した独自のアルゴリズムに基づいて、リアルタイムに識別します。この識別された瞬間に高精細カメラによる撮像を行うことで、高速かつ高精細な電子化を実現しています。これにより、解像度を1インチあたり400画素まで高めることに成功し、電子書籍での利用を可能としました。この技術によって、独自に開発した高速ページめくり装置の速度でも、すべてのページを見逃すことなく、高精細で高品質な電子化が可能です。

3. リアルタイムでの書籍画像の3次元補正を実現

本システムには、撮像された画像と同時に取得した3次元形状を用いて、変形する前の平面の書籍画像に復元する独自の補正技術を備えています。今回、東大の研究チームで既開発の本処理の効率化と並列化を図り、撮像と同時に補正できるシステムを開発しました。今回の実用試作機では、演算処理装置がフル仕様でないため、補正のスピードは、1分あたり120ページとなっていますが、フル仕様では、さらなる並列化により1分あたり250ページの補正が可能です。

【今後の取り組み】

DNPは開発したブックスキャナーを自社工場に導入し、図書館蔵書等の書籍電子化サービス向けに、2013年度中の実用開始を検討しています。また、ブックスキャナーの外販についても今後検討していきます。

なお、DNPは、2012年11月20日(火)~22日(木)にパシフィコ横浜で開催される第14回図書館総合展のDNPブースで本取り組みを紹介します。

ーーー引用終了ーーーー

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