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2012年11月23日

3818 これから世界で起こること 正しく時代を読むためのヒント 中原圭介著 を読みました

25282570_1フランスでも大統領が変わり、日本でもこれから総選挙という状況ですが、アメリカ大統領選挙はオバマ大統領の続投が決まりました。そこで、近未来の世界がどう動くのかを考えてみたいとこの本を読んでみました。「不景気は政府の出費で救え」という古典的なケインズ経済学の破綻を説くのがこの本の主題かと思います。

概要としては、今後の5年間の世界経済の減速は止まらない!という見込みを述べています。

NYの株高は米国経済の回復を意味してはおらず、マネー経済を振興して景気を良くしようとしていることの表象なのですが、これはリーマンショック以上のバブルを作るだけだといっています。米国のシェールガス開発にはそれなりの価値がありそうだと著者は考えています。ギリシャ後の欧州経済については、ヨーロッパの平和を目指したEUの目的からしてEUの分裂は考えられぬので、メルケルドイツ首相の退陣を待ってでもいずれは欧州債の発行が必要で、ヨーロッパ金融の信用回復は早くはないであろうとしていました。長期投資、国際分散投資は今後は通用しないだろうというのも著者の論点で、世界がつながってしまったので、恐慌になれば世界中が巻き込まれるから、どこに資金を分散してももう逃れらることはできないとしていました。

 話題は転ずるのですが、20代や30代の若者は資産運用などのマネーゲームには目を向けず、マイホームも買わず、ひたすら本を読むことで自分を磨くという手段で自分に投資せよといっていました。前半の世界の動向の話とのつながりは疑問ですが、この説教は誰の本でしたか暫く前に他所でも聞いた内容です。

(追記、元はおそらくこれでしょう:年寄りは若い者に貯金をしろと言うが、それはまちがっている。最後の一銭まで貯めようなどと考えたらいけない。自分に投資しなさい。私は40歳になるまで、1ドルたりとも貯金したことなどなかった。 ヘンリー・フォード)

 私は既に20歳代の若者ではありませんが、本業が一番確かな実りを与えてくれるものであり、そこにこそ全身全霊を注ぎ込むべきであるというのは真実だと感じています。

ーー以下がアマゾンのページにある要点の引用ですーーー
 リーマンショック以降、いったん縮小に向かったマネー経済が再び膨張し始めています。膨張したマネー経済はやがて破裂し、経済を奈落の底に突き落とすことになります。今回は、先進国だけでなく新興国もこぞって金融緩和に踏み切っており、あふれだす資金の量は、かつてないほど膨大な規模になっています。それゆえ次にマネー経済が破綻に見舞われた場合、われわれを襲う大激震は、いままでとは比較にならない規模となるでしょう。

これから少なくとも3年~5年は、世界経済は停滞、低成長を余儀なくされるでしょう。 現在、世界経済や株式市場の不安定要因となっている欧州債務問題は長期化する公算が大きく、少なくとも向こう3年~5年間、世界の主要国は「財政再建」という重荷を背負わされることになるからです。

EU、米国、そして日本、いずれも大規模な財政赤字を抱え、その再建を急がなければなりません。したがって、景気浮揚のための財政出動という政策はほとんど期待できません。では、新興国はどうでしょう。リーマンショック後の世界経済を救ったのは、間違いなく新興国でした。ところが、ここへ来て、頼みの新興国経済にも暗雲がたれ込めてきています。先進国の金融緩和政策がインフレを呼び、先進国で生じた金融不安が投資資金の引き揚げという事態を招いているからです。

これから5年間、世界経済は大変不安定な時代を迎えることになるでしょう。しかしながら、リーマンショックという大きな歴史の転換点のあと、今後、しばらく世界経済は、「連続性」に支配され動いていきます。したがって、世界経済に何が起きるのかを冷静かつ客観的に見通し、それに基づいた適切な行動や生活防衛に取り組むことで、その痛みを最小限に抑えることは可能と思われます。
(「はじめに」より要約抜粋)
ーー引用終了ーーーー

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