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2012年11月17日

3805 シルバー人材センターからの作業中の怪我は国民健康保険でカバーされてなかった:という記事です

その軽微な外傷を通常の保険診療扱いにするのか?、はたまた会社の了解を得てもらって労災扱いにするか?というのは、当医院のような街の診療所ではしばしば出会う問題です。

国民健康保険は通常の生活を営む中で生じる病気やけがを想定しており、労災保険は収入を得る(ベネフィットに伴う)目的で従事している多少なりともリスクを伴う仕事に因るけがなどを対象としています。

roskaku「労災隠しは犯罪です」という強いスローガンもあります。診療所としては「初めから労災は労災扱いにしないと、後遺症が残ったりした場合に、その保証が得られない可能性もあります。」と伝えてなるべく労災扱いを勧めてはおります。その分類は自明なようではあるのですけれども、本人も会社も労災とすると手続きが面倒などの理由を考えるのか、敢えて自己負担金のある保険診療を望む場合もあります。

今日のネットでニュースを見ておりましたら、「シルバー人材センター」を通して引き受けた作業中の怪我がその谷間に落ち込んでどちらでも担保されないという異常な事態になっていたという記事が出ていました。

通常の診療でよく出会うゴミが目に入ったので取ってほしいというような軽微なものであれば、通常の診療ではこれはまず問題にはならないのですけれど、「一定額以上の自己負担金を要したのでそれを払い戻してほしい」という請求をする中で、シルバー人材センターから紹介された「仕事中」であったということが文書に現れてきたために、それが見つかってしまったのだろうと推察いたします。

この記事によると、厚労省の指示で、労災保険がカバーしない怪我は、国民健康保険がカバーするという指示が出て、良い話で一件落着ということになったようなのではありますけれども、こんな事例もあったのですねと驚きました。

ーーー記事の頭部分の引用開始ーーー
詳しくは元記事をご覧ください

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【関西の議論】
保険難民15万人 シルバー人材センター「許し難き理不尽」
2012.11.17 18:00 [westナビ]⇒元記事にリンク

保険不適用問題の救済策のイメージ
 作業中にけがをしたのに、労災保険も健康保険も適用されず、自己負担を余儀なくされる人たちがいる。除草や駐車場の管理といった業務を公共団体や企業から請け負う「シルバー人材センター」会員の高齢者らだ。健康保険が適用されるのは業務外のケースとされている一方、請け負った作業先と雇用契約を結んでいないため労災にもならないのが理由。こうした「保険の谷間」に陥る高齢者は、なんと約15万人。さらに、インターンシップの学生や内職をしている主婦にも及ぶ可能性があるという。「こんな理不尽、解消されないのか」。国は10月末、問題解消に向けた方針を示したが、国を動かしたきっかけは、奈良県の男性の訴えだった。
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追記:「麒麟の翼」という映画にはこの労災隠しの話題が出てきていましたね。
roskaku

2012年09月16日
3641 麒麟の翼 という映画をビデオで見ました⇒リンク

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