お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2012年11月4日

3775 第27回の本眼窩疾患シンポジウム 聴講印象記 3 柿崎裕彦 教授

「教科書をちょっと変えたかもしれない解剖の物語」ー俺の生き様、見せてやるー

柿崎裕彦 教授(愛知医科大学)
ーーー
ベンチプレスの日本チャンピオンであったとか、体育会系ではなくて体育系そのものという自己紹介と、スライドでの先輩友人の人脈紹介も含めてとても楽しめる講演でした。

しかしそれにしても瞼の解剖にこんなにも多くの知らないことがあったのかと驚かされた特別講演でした。

出てきた話題の中で話しが理解できて、聴講メモができたことを列挙してみます。

1、上まぶたを引き上げる筋には、1)後方にあって上眼瞼挙筋の途中から分かれて瞼板の上端に付く平滑筋であるミューラー筋と、2)上眼瞼挙筋が前方で腱膜になって瞼板の前に入る部分とがある。

2、下眼瞼にも下瞼を下制する働きのミューラー筋に相当する筋が存在する。

3、内方視時にはmrCPFという軟部組織があって涙丘を後方に引き下げている。

4、外眦部の眼輪筋に縫線はなくその一部が骨に付着している。

5、外直筋に曳かれて、眼球の外転時に眼瞼も外側に移動している。

6、涙丘は下眼瞼の延長と考えるべき構造であって、下涙点は上涙点より外側にある。

7、リオラン筋は瞼板の前にある筋である

知らなかったことだらけで驚きました。もし眼瞼の解剖を全体として柿崎先生がまとめられた文献があるのでしたらぜひ読んでおきたいと思いました。

Categorised in: 未分類