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2012年11月1日

3768 フランス製のAdaptive Optics眼底カメラ「Imagine Eyes’」のお話

3767 フランス製のAdaptive Optics眼底カメラ「Imagine Eyes’」のお話
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タイムリーな眼科に関連したニュースを皆様に共有していただこうと日々ネットサーフをしては話題を探しておりますが、本日はフランスの会社が製造した生体眼底顕微鏡のようなものを紹介するプレスリリースを見つけることが出来ました。

Imagine Eyes
ページを手繰ってゆきますと上の視神経乳頭の写真などが示されております。左がモザイクで右がそれを整えたもののようです。かなりの拡大率での眼底の写真が得られるようです。(但し、この装置は研究用であって、臨床診断用ではないとこのページには断りが付いていました。)

Wikipediaを見ると、適応制御光学(adaptive optics:AO)は、波面収差の影響を減らすことによって光学的システムのパフォーマンスを向上させるのに用いられる技術です。天体望遠鏡とレーザー通信システムでは大気による歪曲の影響を取り除くのに使われ、また光学的顕微鏡や網膜画像処理システムにも用いられます、と説明されていました。

私がこのニュースに関心を持ったもう一つの理由はこのフランスの会社がパリ郊外エッソンヌ県オルセー市にあることです。(オルセー美術館が大昔に鉄道の駅舎だったころ、その鉄道の行く先はこの南郊外のオルセー市であり、今はこれが郊外地下鉄B線に生まれ変わっています。)地図でその住所を調べましたら1985年に留学させてもらったフレデリックジョリオ病院(フランス政府原子力庁のサクレー原子力研究所所管)のすぐ近くでした。当時この研究所では光子が飛ぶ時間差を計測して解像力を上げるという世界初のタイムオブフライト型PETカメラ(ポジトロン断層法用の撮影装置(解説))なども開発しておりましたから、フランス国内でも科学技術開発の盛んな地域だったわけです。

その「プレスリリース Imagine Eyes」を見て要点を抜き書きしてみますと、
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VITAL社、最近日本規制当局の承認を得たAdaptive Optics眼底カメラ「Imagine Eyes’rtx1(TH)」を配布 ということです。

Orsay, France and Tokyo, Japan, 2012年10月26日 16時50分 – (JCN Newswire)

細胞レベル網膜イメージングの先端を代表するImagine Eyes社と、一流医療機器を配布する日本の大手代理店VITAL社は、日本におけるImagine Eyes’rtx1(TH)―Adaptive Optics眼底カメラの配布を誇りを持って発表します。

Imagine Eyesの光学眼底カメラ”で、日本の眼科医はようやく患者の網膜 をこれまでになく詳細に視覚化することができます。

Vitalは2012年10月25日から10月28日まで、京都、第66回日本臨床眼科学議会、ルームEで2rtx1補償光学眼底カメラのデモを提供することになります。Imagine Eyesについての詳細や情報は、 www.imagine-eyes.com にアクセスしてください。

Imagine Eyesについて

Imagine Eyesは顕微鏡で目を分析する眼科機械を開発しております。革新的な技術と適応性の光学(adaptive optics)から発想し、当社の製品で細胞レベルの網膜像を視覚化することが可能になります。

2003年、フランスのオルセーで、光通信学と眼科分野の専門家らが創立しました。

概要: Imagine Eyes

Friday, October 26, 2012 4:50:43 PM
From the Japan Corporate News Network
http://www.japancorp.net/japan
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値段は明らかではありませんが似た印象を与える走査電子顕微鏡ほどはしないでありましょうし、表面画像しか得らなさそうですが、非破壊的に網膜上で4度x4度の生体画像が得られているようです。まあこれを、これから眼科の研究にどう使うか?ということになるのでしょう。今後が楽しみです。

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