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2012年9月14日

3637 顔立ち決める遺伝子特定、と言う記事が出ていました。

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ヨーロッパ人の顔立ち決める遺伝子が特定されたと言う研究の紹介記事が発表されています。

ーーー配信記事の引用ーーーーーーーー
顔立ち決める遺伝子特定 科学捜査にも応用?
共同通信社 9月14日(金)

 【ワシントン共同】目や鼻の位置関係や顔の幅など、人間の顔立ちの大まかな要素を決めている5種類の遺伝子変異を欧米やオーストラリアの研究チームが特定し、13日付の米科学誌プロスジェネティクスに発表した。

 遺伝子と顔立ちの関係をデータベース化すれば、DNAから顔の特徴を推定できる可能性がある。チームは「犯行現場に残されたDNAから犯人の人相を推定する科学捜査が将来は実現するかもしれない」としている。

 チームは、オランダやドイツ、オーストラリアで、欧州に起源を持つ5千人以上を対象にした磁気共鳴画像装置(MRI)の頭部の立体画像データを解析。特定の5種類の遺伝子で塩基配列が一部変わると、目や鼻の距離や位置関係、鼻の高さや幅、左右の頬骨の間の距離といった特徴が変化するのを統計的手法で確かめた。

 チームによると、DNAから目や髪の色を推定する手法は実用化レベルにあるが、顔立ちに関わる遺伝子については詳しく分かっていなかった。
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この記事を手掛かりにplos geneticsのホーム頁を開いてみると、そこにはこの論文の抄録と著者が書いた粗筋が出ていました。

A Genome-Wide Association Study Identifies Five Loci Influencing Facial Morphology in Europeans (出典にリンク)

http://www.plosgenetics.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pgen.1002932

この論文の著者による本論文の要旨(の翻訳です)

一卵性双生児は二卵性双生児または普通の兄弟よりも互いに似ている。そして、兄弟は他人よりも互いに似ている。このことは、人間の顔の形態は強い遺伝的要素を持っていることを示している。

我々は、頭部の三次元磁気共鳴画像から得られる顔の各部分の定量的で統計的な形状分析に基づいた人間の顔の形の表現型を評価した。これらの表現型は、彼らが私達の双子のデータに高い遺伝率を示したという点において、人間の顔の変化の遺伝的基礎を研究する事が非常に有望であることを明らかにした。

:その後のゲノム全体の関連解析(GWAS)には、ヨーロッパ人の顔の形状に影響を与える次の5つの候補遺伝子、PRDM16、PAX3、TP63、C5orf50およびCOL17A1について行った。更に、我々のデータはNSCL / Pに関連する遺伝的変異が、通常の顔の形状変化に影響を及ぼすことを示した。

全体的に、この研究結果は、共通のDNA変異と人間の顔面形態の正常な変動の間には新規で確実な関連があることを示している。我々の示した結果はまた、顔の表現型における強い遺伝性はDNA変異の数が多い事に依って、「大人の体の身長」などの様な顔以外の複雑な人間の形質において知られてきたような影響は、個々の遺伝子による顔の特徴に対する影響においては比較的弱くなっていることを示していた。

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