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2012年9月3日

3613 映画「あなたに」を見てきました。

「鉄道員」で見せた高倉健の誠実さと優しさにあふれた作品でした。今日見てきて本当に良かったと言える作品です。

それでどうという事はないのですが、この映画の監督、降旗康男氏は私とも同郷の人。
1934年(昭和9年)8月19日松本市浅間温泉(当時は本郷村だったはず)に逓信大臣や松本市長を務めた降旗徳弥氏の3男として生まれ、松本深志高校卒、東大文学部仏文科卒。東映(株)に入社しています。1966年(昭和41年)に第一回監督、そして1978年(昭和43年)退社してフリーになったのだそうです。

http://www.matsusen.jp/myway/furihata/frt00.htmlには私の半生と言う自己紹介文が出ていますが、監督としての道は一本道ではなかったそうです。この文章を読んでみると一時は劇場映画を離れ、山口百恵主演の『赤い運命』や『赤い疑惑』などの『赤い…』シリーズのテレビ映画を主に撮ったこともあったそうです。それは、劇場用の映画にくらべて時間も金も三分の一以下という制約の中で、撮影は大変だったが、反響がすぐに分かり、やりがいがあったと述懐しています。このインタビューを受けたころに降旗監督は「今、東映で、浅田次郎の小説『鉄道員(ぽっぽや)』を仕掛けている。 」と話していますので、この対談もすでに随分前のものであったことが分かります。( 鉄道員「鉄道員」製作委員会は1999年 )

この映画映画「あなたへ」は、第36回モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門に出品されるそうです。ちなみに、同映画祭では平成11年、高倉さんが降旗監督の「鉄道員(ぽっぽや)」で主演男優賞を獲得しています。

ーーー以下は記事の引用ですーーーー
「高倉健」自身を解放したかった 映画「あなたへ」降旗康男監督
産経新聞 8月24日(金)14時58分配信

 今年81歳となった高倉健が6年ぶりに映画出演した「あなたへ」(降旗康男監督)が25日、TOHOシネマズ梅田ほかで公開される。亡き妻の故郷へ向けて旅する男性が道中に出会った人々と触れあい、妻の思いに気付く人間ドラマ。高倉と20作目のタッグとなる降旗監督は「僕らがやらなければいけないと思った」と話した。

 降旗監督は、オファーはあるものの、首を縦に振らずにいる“健さん”のことを気に掛けていた。そんなとき、故・市(いち)古(こ)聖(せい)智(ち)プロデューサーが、生前に高倉のために書いた原案を発見。脚本家の青島武氏とともに再構築した脚本を送ったところ、OKの返事が来た。

 監督によると、高倉は常々、「ト書(とが)きでもダイヤローグでもいい。背中がゾクゾクする部分が1カ所あれば出てみようかなと思う」と言っていた。今回、高倉は冗談まじりに別の人が演じる役をやりたいと言ったという。「逆に言うと、その人と触れ合う主人公に魅力を感じたんでしょうね」と振り返った。

 刑務所の指導技官である主人公の年齢は60代前半。「健さんはいつお会いしても背筋はまっすぐで80代には見えない」。冒頭、刑務所の中を歩く姿を見た時、「いける」と確信した。高倉は、富山県から長崎・平戸市まで約1200キロのロードムービーをこなした。

 妻役の田中裕子をはじめ、ビートたけし、佐藤浩市、草なぎ剛ら共演者は豪華だ。「多忙な皆さんですが、健さんとお祭りしようという感じで来てくれた」

 主人公は旅をしながら、さまざまな事柄から解放されていく。脚本を手直しするうちに監督は、高倉自身を「解放したい」と考えた。というのも、監督はこれまで高倉の役柄は、漆黒の世界であえて困難を選ぶ人物にしてきた。「今の健さんは老いを隠さず自然ですから」。役柄は、自分にとって自然な道を進む。「年を重ねるってそういうことだと思います」
ーーー引用終了ーーー

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