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2012年8月31日

3610 眼の清拭にベビーシャンプーは許されるか?

マイボーム腺機能不全の患者さんの瞼の縁を洗うのに赤ちゃん用のシャンプーを勧める記事を書きましたら、職員から「シャンプーは髪の毛を洗うための商品であって、顔を洗う商品ではないから、赤ちゃん用のボディーヘアシャンプーの方が好ましいのではないか?」と言う質問ががありました。

そうではなくて本当に進めているのはシャンプーなのですよとお答えし、改めて調べてみますとアメリカのオプトメトリスト協会のページには私が以前米国の大学眼科のモーニングカンファレンスで習った通り(http://www.aoa.org/x4718.xml)にベビーシャンプーを使う事が推奨されていました。しかも当時米国で見慣れた黄色い液体が入ったボトルには固有のメーカーのラベルも読めます。但し、ここでは綿棒に付け薄めてこすることになっています。

これは、皆さん方が子供の時に洗髪が嫌いだったのはシャンプーが眼にると沁みるからだったことを思い出してみてください。からくりは知りませんが各社のベビーシャンプーは眼に入ってもしみない様な成分になっているのです。

このページの指示の部分を翻訳してみます。

「眼瞼炎のセルフケア:眼瞼炎のコントロールの重要な部分は自宅での処置を含んでいます。
まぶたを暖めて洗う指示:まず手をきれいに洗ってください。暖かい水で清潔なタオルを湿らせてください。タオルを眼の上に乗せて約5分間まぶたと目周囲を温めます。必要ならタオルを数回、再度温めます。毎日これを数回を繰り返してください。

瞼をこするための指示:手を良く洗ってください。暖かい水と少量の刺激しない(赤ちゃん用)シャンプーを混合したものか、あるいはあなたのオプトメトリストに勧められる市販の瞼を洗う液体を使用してください。清潔な布(各目で新しいものを用い)で、閉じた瞼と瞼の端を横切る様に前後に擦ります。そのあと澄んだ水ですすいでください。同じことを別の目でも繰り返してください。」

さて他のページを探しましたら日本語でも「MGD治療 報告フォーマット 検査名 Lid hygiene, lid massage」と言うページがありました、「従来、ベビーシャンプーを綿棒につけてマイボーム腺開口部を清拭するという方法が薦められてきたが、病的なマイボーム腺部位をベビーシャンプーで清拭することはマイボーム腺および涙液層にかえって異常をきたすことがあること、またベビーシャンプーを薄めて綿棒につけるという操作はコンプライアンスが悪いこともあると報告されている」と記載がありました。コンプライアンスが悪いというのは老人には難しくてできないこともあるという意味でしょう。

また、http://www.dryeyezone.com/encyclopedia/lidscrubs.htmlにも固有の商品紹介が出ていて、当医院でもお勧めしている綿にしみこませたオキュソフトも出ていました。強くこするのではなく優しく撫でよとか、やり方は眼科医に相談してとか書いてあります。そのリストの中にはベビーシャンプーの様な泡製品もありますね。

今後も著作権には慎重に対処するつもりですが、このユーチューブ動画にもベビーシャンプ―という言葉が出てきていますね。余裕のある方はご覧ください。

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