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2012年8月19日

3579 アイファガン:ブリモジニン点眼薬講演会を聞いてきました

この講演会で聞いてきたことの内で耳に残ったことは次の通りです。

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このα2作動役としての眼圧下降の機序は、1)脈絡膜強膜経路を経る房水排出の増加と2)房水産生の抑制です。眼圧下降を介する抗緑内障効果のほかに、この薬剤には網膜神経節細胞に対する神経保護作用もあるようです。

この点に関しては以前、私もイボテン酸やカイニン酸と言った薬剤を使ったグルタミン酸などの神経伝達物質として知られている興奮性アミノ酸の持つ神経毒性に興味を持ち調べたことが有ります。

余りに粗雑な説明と言われそうですが、神経毒と呼ばれるものには興奮性アミノ酸も含まれています。恐らく興奮性アミノ酸が持つ強い脱分極作用が、その興奮性アミノ酸が過剰になると細胞死を誘導するのではないかと思います。

このアイファガンの主成分であるブリモ二ジンには其のグルタミン酸に依る神経毒性を緩和する作用が有るようです。

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話は変わりますが、上に示す通りに、此の点眼薬の副作用で注意を要するのはアレルギーに関連した結膜充血や眼瞼炎で、それは投与開始の数ヵ月後に発生する様です。

このほか、幼児および小児に対してこの点眼薬は、高い頻度で傾眠の発現が認められているとの報告もあり、小児への投与は避けるべきでしょう。

 更に、保存剤として使用されている亜塩素酸ナトリウムが、眼表面で生体成分に分解されることから、通常の点眼薬に保存料として使われるベンザルコニウムに代わる安全性も期待されています。

と言う様な所ですけれど、以前纏めたプレスリリースの要旨にも再度リンクしておきます。(2012年04月23日
3264 新しい緑内障治療薬アイファガン点眼液が発売されます
⇒リンク

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