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2012年8月15日

3564 「アルジャーノンに花束を」という劇

あるじゃーのん今日の眼のニュースから。今回の【鑑賞眼】というシリーズ記事に取り上げられたのは、キャラメルボックスという劇団の「アルジャーノンに花束を」という劇です。記事は2012.8.4付けで、東京での公演は既に終わってます。

515Ld2NqRNLやむを得ず、アマゾンに中古本を発注しました。

先週見た映画の「ヘルタースケルター」同様に、医学が目指す事を許されたことと許されぬことと言った所をテーマにした空想科学小説のようです。詳細は以下の記事をご覧ください。
(文末に粗筋を引用いたします)

ーーーー記事の引用ーーー
【鑑賞眼】
キャラメルボックス 「アルジャーノンに花束を」
2012.8.4 07:54

チャーリイ(多田直人、左)とアリス(渡邊安理)の心の触れ合いも丁寧に描かれる (伊東和則撮影)

 ■描かれる感情すべてが人間社会の縮図

 結成27年の劇団キャラメルボックスが、今年初の新作として挑むのは、世界的名作「アルジャーノンに花束を」。「社会的意義は考えていない。ただ、この作品が好きだからやりたかった」と脚本・演出=真柴あずきと共同=の成井豊(50)は語るが、「幸せとは何か」を突きつけるストーリーは、今という時代にしっかり合致した。

 原作では知的障害を抱える主人公、チャーリイ(阿部丈二と多田直人のダブルキャスト)の経過報告という形でつづられる物語を、出演者が原文を次々朗読する劇団の得意とするスタイルで再現。チャーリイの知的レベルが一目瞭然となるこの手法は、原作の風合いをそのまま伝え、観客にも親切だ。

 知的障害者を家族に持つ苦悩。障害者に向けられる直接的な嫌がらせ。優秀な頭脳を持つ人間の優越感。描かれる感情のどれもが人間社会の縮図といえるだけに、観客は辛(つら)くともこの負の感情を受け入れざるを得ない。そして、最後には自身に置き換えて考える。幸せとは何か、を。

 女性教師のアリス(岡内美喜子、渡邊安理)は「高い知能を持つより、もっと大事なことがある」と涙ながらに訴えるが、この根源的な問いの答えはむしろ、「幸せとは外から与えられるものではない」というチャーリイの生き方にこそ示されている。

 小手先の工夫を廃し、ひたむきに演じれば演じるほど説得力が増す舞台。前作「無伴奏ソナタ」で急成長した多田が、存在感たっぷりにチャーリイの激動の人生を演じきった。その多田に真正面からぶつかった渡邊は、市井の人間の善意を嫌みなく代弁し好印象。

 12日まで、東京・池袋のサンシャイン劇場。神戸公演(16~24日)あり。(道丸摩耶)
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粗筋 wikipedia
あらすじ [編集]主人公である「彼(チャーリイ・ゴードン)」自身の視点による一人称で書かれており、主に「経過報告」として綴られている。最初の頃は簡単な言葉や単純な視点でのみ、彼の周囲が描かれる。

精神遅滞の青年チャーリイは、他人を疑うことを知らず、周囲に笑顔を振りまき、誰にでも親切であろうとする、大きな体に小さな子供の心を持ったおとなしい性格の青年だった。しかし彼には子供の頃、正常な知能の妹に性的な乱暴を働いたと家族に誤解され、母親に見捨てられた過去があった。

ある日、彼は仕事のかたわら通う精神遅滞者専門の学習クラスで、監督者である大学教授から、開発されたばかりの脳手術を受けるよう勧められる。先んじて動物実験で対象となったハツカネズミの「アルジャーノン」は、驚くべき記憶・思考力を発揮し、チャーリーの目の前で難関の迷路実験で彼に勝ってしまう。この手術の人間に対する臨床試験の被験者第1号として、彼が選ばれたのだった。

手術は成功し、チャーリイのIQは68から徐々に上昇。ついには185に達し、彼は超知能を持つ天才となった。チャーリイは大学で学生に混じって勉強することを許され、知識を得る喜び・難しい問題を考える楽しみを満たしていく。だがいっぽうで、頭が良くなるに連れ、これまで友達だと信じていた仕事仲間に騙されいじめられていたこと、母親に捨てられたことなど、知りたくもない事実の意味を理解するようになる。

一方で、チャーリイの感情は未発達な幼児のままだった。突然に急成長を果たした天才的な知能とのバランスが取れず、妥協を知らないまま正義感を振り回し、自尊心が高まり、知らず知らず他人を見下すようになっていく。誰もが笑いを失い、周囲の人間が遠ざかっていく中で、チャーリイは手術前には抱いたことも無い孤独感を抱くのだった。また、忘れていた記憶の未整理な奔流がチャーリイを苦悩の日々へと追い込んでいく。

そんなある日、自分より先に脳手術を受け、彼が世話をしていたアルジャーノンに異変が起こる。チャーリイは自身でアルジャーノンの異変について調査を始め、手術に大きな欠陥があった事を突き止めてしまう。手術は一時的に知能を発達させるものの、性格の発達がそれに追いつかず社会性が損なわれること、そしてピークに達した知能は、やがて失われる性質のものであることが明らかとなり、彼は失われ行く知能の中で、退行を引き止める手段を模索する。だが、もはや知能の退行を止めることはできず、ついにはチャーリイは元の幼児並の知能を持った知的障害者に戻る。

彼は経過報告日誌の最後に、正気を失ったまま寿命が尽きてしまったアルジャーノンの死を悼み、これを読むであろう大学教授に向けたメッセージとして、「うらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやってください」と締め括る。

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