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2012年7月29日

3517 強度近視の視神経障害(大野京子先生)を聞きました

再強度近視に対する視神経の障害はあまり研究されてこなかった。強度近視の眼は眼軸延長やぶどう腫の形成も有り、視神経乳頭およびその周辺に著しい変形や進展がみられる。病的近視の13%には近視性眼底変化では説明できない視野変化がみられる。

特に乳頭耳側に強膜の隆起または陥凹のカーブが有る症例での視野変化が多い。3D-MRIを用いた眼球形状解析では乳頭の耳側に延長がある形の眼球を持つ強度近視眼に視野障害が多かった。swept OCTで見ると、病的近視眼では視神経周囲クモ膜下腔が拡張しており、中には乳頭耳側のピットを介して硝子体腔とクモ膜下腔が直接交通している症例も見られた。

乳頭周囲強膜は進展により非常に非薄化し、クモ膜下腔に面した領域が拡大していた。視神経乳頭の上または下端のコーヌス内にもピット形成が有り、このピット上では視神経が途絶していた。特にコーヌス内のピットでは殆どすべてが、乳頭耳側に強膜カーブが有る例に生じていた。さらに、乳頭耳側に見られるintrachoroidal cavitation(ICC)も視野障害に影響が有る。
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清澤のコメント:どんどん新しい画像診断の手法を駆使して、強度近視の網膜神経節細胞の軸柵障害のあり様を明らかにしておいでのようです。神経節細胞の軸索ですから、視神経障害と言うよりは網膜上での軸索断裂でしょうか?

ジョンソンエンドジョンソンが行った九段下でのビジョンセミナー2012の講義からの話題でした。

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