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2012年7月23日

3504 先天風疹症候群と眼・・風疹流行、最悪ペースとのニュースです、

3504 先天風疹症候群と眼・・風疹流行、最悪ペースとのニュースです、
rubella
この”Salt-and-pepper” retinopathyは先天性水痘症候群の網膜病変(出典

妊娠中の風疹への感染は、胎児の眼球にも奇形を作ることが知られていますが、その風疹が現在首都圏でも大流行の模様です。次の諸点を調べて見ました。

800px-Rubella(小児の体幹にでた風疹の発疹 wikipedia)
1)風疹の症状は
 風疹は通称三日ばしかと言われるもので、風疹ウィルスの飛沫感染によっておこる。風邪をひいたかなっと思っていると、熱がでて、発疹があらわれ、風疹だとわかる。
 おもな症状は発熱、細かい湿しん、耳の下のリンパ説の腫脹などなど。結膜の充血などもみられる。子どもの時にかかるとたいてい軽く、熱も湿しんも三日くらいでおさまるが、年齢が上がるにしたがって、症状も重くなり、大人は三日では直らない。なかには関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などの合併症を起こす人もいる。
 潜伏期間は2~3週間で、その間は身体の中にウィルスがあるが症状があらわれない。

2)妊娠する前に?
 妊娠がわかると産科で風疹の抗体検査をすることが多い。この時に抗体が少ないことがわかっても、もう予防はできない。だから、妊娠の可能性のある女性は妊娠前に風疹の抗体検査をすることが勧められる。風疹の予防接種をやった、またはかかった記憶がある人でも、抗体が充分できているとは限らない。

3)風疹ワクチンとは?
予防接種を大人は自費で受けなければならない。子どもは対象年齢の時は無料で接種を受けることができる。用いられるのは弱毒生ワクチンで、毒性を弱めた生きた病原菌。
 接種対象年齢は一歳から七歳と十二歳から十五歳。その中で通常接種は一歳から三歳までと十三歳から十四歳の間に行われる。子どもの頃にしていなかった人は中学ですることになっている。将来は幼児だけが対象になるだろう。

Cataracts_due_to(先天風疹症候群の白内障 wikipediaから)
4)先天性風疹症候群 (congenital rubella syndrome;CRS)とは
妊娠10週までに妊婦が風疹ウイルスに初感染すると、90%の胎児に様々な影響を及ぼす。11週~16週までの感染では10~20%に発生する。妊娠20週以降の感染で発生することはまれとされる。成人でも15%程度の無症状感染者があるので、母親が無症状であってもCRS は発生し得る。
最後の全国規模の風疹流行の1993年以降は、CRS の発生数も対応して減少した。

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(この図は小眼球)
典型的な三大症状は、心奇形・難聴・白内障。
眼関連の先天性症状には、白内障、緑内障、網膜症(脈絡網膜炎:上の図)、小眼球症などが有る。

ーーーニュース引用ーーーーー
風疹流行、最悪ペース…妊娠初期女性は特に注意
読売新聞 7月20日(金) 配信

 風疹の流行が、首都圏や関西で続いている。

 患者の全数調査が始まった2008年以降、最悪のペースで増えており、厚生労働省は19日、予防接種の情報提供など対策を進めるよう、全国の自治体に文書で通知した。

 風疹は、妊娠初期の女性が感染すると、生まれた子に心疾患や難聴などの障害を引き起こす恐れがある。

 国立感染症研究所によると、今年初めから7月11日までに全国で報告された患者数は594人で、昨年1年間の371人を大きく上回った。146人で最多の兵庫県に大阪府の128人、東京都の118人、神奈川県の40人が続き、関西と首都圏での流行が目立つ。

 患者全体の約80%にあたる460人が男性で、年齢では20~40代の発症が目立つ。女性患者の約75%は、妊娠・出産の多い10代後半~40代だった。

 厚労省は自治体への通知で、〈1〉妊娠した人の家族や妊娠の可能性の高い女性らに対する予防接種の情報提供〈2〉妊娠中に感染した可能性のある女性の相談に応じる――などの対策を求めている。

 感染研の多屋馨子(けいこ)・感染症情報センター室長は「家族や同僚などに妊娠中の人がいる男性や、妊娠を希望している女性は、できるだけ早めにワクチンを接種してほしい」と話している

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