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2012年7月18日

3489 鼻性視神経症とは?

視力を脅かす蝶型骨洞の粘液嚢胞と言うものが有ります。視力を脅かす粘液膿腫は前方の篩骨洞よりも後方の蝶形骨洞の粘液嚢胞に多いです。まして前頭洞や上顎洞は視神経からは遠いので関係ありません。

神経眼科外来を手伝っていて、その様なケースが有りましたので、レジデントに示したちょっとその復習用のメモを記載しておきましょう。殊にオノディーセルと言う単語も思い出しましたので古い記事を今一度ここにも引いておきましょう。

onodi cell
先天的に蝶形骨洞の上方で後半の部分が篩骨洞に連絡している特殊な蜂巣構造(これをOnodi cellオノディ蜂巣と呼ぶ⇒写真の出典にリンク)を持つ人では、そこに蓄膿を生ずると簡単に視神経管に広がって視神経が傷害されるので注意して、それらしき症例は直ちに耳鼻科に紹介する必要が有ります。

概論として、鼻性視神経症とは、
副鼻腔の炎症による、視神経の圧迫や炎症の波及浸潤による視神経の障害です。

≪症状≫

CentralScotoma
片眼性の徐々に進行する視力低下で中心暗点を示します。

殆どの症例は無痛性です。

ただし、蝶形骨洞周囲の腫瘍性病変の場合は、視力低下に先だって

眼球運動痛や眼球周囲痛が出現するともいわれます。

病歴として、副鼻腔手術の既往が有ることが多くその聴取は重要です。

≪検査≫

中心フリッカー頻度(CFF:光源の点滅を一秒に何回まで認識できるかというテスト、普通は35ヘルツくらいまで解るはず)の低下。瞳孔の対光反応の一側性減弱(RAPD陽性:視力の弱い側の動向反応が弱くなり、視神経の障害が患者さんの主観に惑わされず客観的に評価できる)。

軽度の眼球突出を伴うこともあります。

視野は、中心暗点、傍中心暗点や周辺視野欠損などのことももあります。

造影検査も含めた眼窩部CTが有用で、これは、水平と冠状断を撮影するとよいでしょう。

≪治療≫

手術も含めた耳鼻科の治療を行うのが必要です。

眼科的な治療だけでは、視機能は回復しないことが多いでしょう。

(この記事は清澤の書きかけ項目です)

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