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2012年7月17日

3485 リハビリはやる気次第 脳の働きで初の裏付け:との記事です 

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リハビリやる気次第 脳の働きで初の裏付け:という記事です
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リハビリやる気次第 脳の働きで初の裏付け

 脊髄損傷などからのリハビリで、やる気や元気があるほど効果が上がることを、理化学研究所分子イメージング科学研究センター(神戸市中央区)などの研究グループがサルの実験で解明した。

 リハビリに向けて強い動機があると運動機能がより回復し、うつ症状があると回復が妨げられることは経験的に知られていたが、脳の働きで裏付けたのは世界初。自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)などとの共同研究で、成果は米科学誌プロスワン電子版に掲載された。

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(この図は側坐核)
 研究グループは脊髄損傷で食べ物を指でつまめなくなり、リハビリに取り組むサル3匹の脳を約3カ月間観察。陽電子放射断層撮影装置(PET)を使って、運動機能の回復が進むほど脳の中の「大脳皮質運動野」の活動が高まるとともに、やる気や元気をつかさどる部位「側坐核(そくざかく)」などの活動が活発化していることを突き止めた。

 研究グループは側坐核などの活動が大脳皮質運動野の活動を支援していると推測。同センターの尾上浩隆チームリーダーは「精神的な支援や薬剤、電気刺激といった方法で『やる気中枢』と呼ばれる側坐核などを活発化させれば、リハビリを効果的に進められる可能性がある」と話す。(金井恒幸)

(2012/04/11 15:00 (記事出典にリンク)

清澤のコメント;
この話の概要がまだ私にはよく理解できないですが、陽電子断層法(PET:positron emission tomography)は私たちの研究グループが長年研究に使ってきた診断装置で、つい口を挟みたくなりました。
林 隆博 (西焼津こどもクリニック 院長)の「ドーパミンと側坐核の情動コントロール回路」を論じたページを見ると次の様な解説があって、側坐核(nucleus accumbens)がドーパミン性のニューロンが投射する核であることが解ります。

「ドーパミン神経系は、より一般的には報酬系と呼ばれており、行動選択に対する報酬信号として、選択した行動の優位性を学習・記憶させる働きがある。この報酬系という言葉の意味が大衆レベルではやや世俗的に解釈されており、ドーパミンを「快楽物質」とその一端を誇張した表現も多く見られる。ドーパミンには側坐核を舞台として、生体にとって良い行動をプラス評価して学習・記憶させる作用がある。」と説明されていました。

Horie C, Suzuki Y, Kiyosawa M, Mochizuki M, Wakakura M, Oda K, Ishiwata K, Ishii K. Decreased dopamine D2 receptor binding in essential blepharospasm. Acta Neurol Scand 2009; 119(1): 49-54.は堀江長春さんがの学位論文で、眼瞼痙攣でのドーパミンD2受容体の減少を記載したものです。

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