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2012年7月16日

3484 「円が大暴落すると思うこれだけの理由」  藤巻健史氏もう一つの記事要旨です

「円が大暴落すると思うこれだけの理由」  
フジマキ・ジャパン社長 藤巻健史氏
2012/7/12 7:00

丸々写してしまう訳にもゆかないので、私なりのノートを3500文字程度に纏めてみます。
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「財政破綻というハードランディングは奇跡でも起こらない限り不可避」
 消費税の増税法案が6月26日に衆院を通過した。この消費税の10%への上げは財政破綻の根本的解決策にはならない。財政破綻というハードランディングは奇跡でも起こらない限り不可避。

 消費税収は現在5%で10兆2000億円である。今年度予算でも44兆円の赤字を黒字化するためには消費税を22%に上げなければならない。さらには959兆円もたまった累積赤字がある。金利が上がり始めれば大変なことになる。

■消費増税による歳入増の大半は金利支払いに消える

 歳入の大半は金利支払いに消えてしまう。だからこそ消費税を10%に上げる程度では焼け石に水。国民が今日から50%の消費税を受け入れるのならともかく、そんなことはありえないだろうから私は財政破綻近し、と言っている。

 ちなみに2012年度予算の法人税収見込みが8兆8000億円、所得税収見込みが13兆500億円であるから法人税と所得税の税率を2倍としても、44兆円の赤字は単純計算で22兆円しか減らない。「所得税率を2倍」ということは1800万円以上の収入は、現在「所得税と住民税合わせて50%」だから全部税金で没収ということ。したがって税収増は消費税増税に頼らざるを得ない。

不況で個人金融資産がこの10数年間ほとんど増えていない以上、近々貸す方の金が枯渇する。これこそ財政破綻である。

■財政破綻の回避には……

 財政破綻とは、政府機能がシャットダウンするということ。自衛隊の給料も、東北の復興費も社会保障費も出ない。地方交付税も止まるから警察、消防士、ごみ収集の人たちの給料も出なくなる。さらには銀行への取り付け騒ぎが起きるだろうから社会は大混乱である。

 この事態を回避するには日銀が紙幣を刷るしかない。民間金融機関が国債を買い切れないから売れ残りを日銀が買うのである。これを「引き受け」というのだが、現在は財政法第5条で禁止されている。過去、ハイパーインフレを引き起こしたからだ。

「財政破綻による社会的混乱」か「ハイパーインフレ」かの悪夢の選択になった時、政府・日銀は「今回だけはハイパーインフレは起きない」と根拠のない理由をつけて後者を選ぶ。

■タクシー初乗り100万円の世界

 ハイパーインフレとはタクシー初乗り100万円の世界である。勤めていたら給料も上がるだろうと安心するわけにはいかない。そんな混乱期にその会社が生き延び得るかわからない。1923年のドイツでは1月にパン1個が250マルクだったものが12月には3990億マルクにもなっている。

 国民の生活は困窮する一方、政府の借金は実質無くなる。国民の犠牲のもとでの財政再建だ。959兆円の累積赤字もタクシー初乗りが9兆円(清澤注:上記のパンと同率で10の9乗と言うことか?)になれば政府の債務は実質ゼロになるからだ。政府機能がマヒするのが悪夢ならハイパーインフレも悪夢なのである。

 消費税増税を「逆進性が高い」と反対することは、ハイパーインフレというとんでもなく逆進性が高い時代をおびき寄せている。財政破綻が起きれば「財政破綻による社会的混乱」か「ハイパーインフレ」か、という悪夢の選択を迫られる。

■日銀の国債引き受け、最後の最後には……
「国債引き受け」をやむをえず行うことになるだろう。財政破綻が起これば「円」は大暴落である。日銀は今、大量に国債を保有している。保有している国債が無価値になれば、その見合いに発行されている日銀券を誰も信用しなくなる。円安ということだ

 一方、ハイパーインフレを選択しても「円」は暴落する。ハイパーインフレとは物価が急騰すること、すなわちお金の価値が急落することだ。「お金の価値が急落する」ということは「円が急落すること」だ。

 「国債バブル」と「円バブル」は同時にはじけるわけで、その時期は近いと私は考える。前回も書いたが、日本人のほとんどは間接的に大量に日本国債を保有している。年金資金も国債で運用されているし、生命保険料も40%以上が国債で運用されているし、銀行も大量に国債を保有している。ゆうちょ銀行などは資産の80%を国債で運用している。

 「国債バブル」と「円バブル」が同時にはじければ、国民にとっては2重パンチである。その事態に備えるためにも保険としての「外貨建て資産の購入」を私は口を酸っぱくして勧めるのである。
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清澤のコメント:今後に予想される国家破綻、円の急落、そしてハイパーインフレにどう対処すればよいのか?それが問題です。

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