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2012年7月12日

3465地図で愉しむ東京歴史散歩

カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩
著者:竹内 正浩 中央公論新社(2011-09-22)

内容紹介:公園の石に刻まれた幻の水準点、不自然にまっすぐな道…鉄道・道路・軍事施設・墓地など、近代化を支えた東京の遺跡を新旧地図で読み解く

内容(「BOOK」データベースより)
文明開化、関東大震災、空襲、高度成長…建設と破壊が何度も繰り返された東京だが、思わぬところに過去の記憶が残っている。日比谷公園の岩に刻まれた「不」の記号、神田三崎町に残る六叉路、明大前駅の陸橋下の謎のスペース、一列に並ぶ住宅など、興味深い構造物、地形を紹介し、その来歴を解説する。カラーで掲載した新旧の地図を見比べ、現地を歩いて発見すれば、土地の記憶が語りかけてくるだろう。

1 石垣に刻まれた幻の水準点
2 明治の五公園は今
3 市営霊園の誕生と発展
4 都内に残る水道道路の謎
5 生まれた川と消えた村
6 幻の山手急行電鉄計画
7 軍都の面影を訪ねて
8 未完の帝都復興道路
9 廃線分譲地と過去の輪郭

目次は、

1.石垣に刻まれた幻の水準点 
○NHKのある愛宕山は東京を見下ろす高台で、そこには初期の水準点が残っている。
  町に残る標石
  近代的測量の誕生
  愛宕山で水準点を探す
  皇居東御苑に残る水準点

2.明治の五公園は今
○明治時代初期に東京の大きな社寺の境内は公園としていったん国に取り上げられた、その後の変遷には語るべきことが多い。

  東京の公園/遊興地
  上野の山
  公園の誕生
  国家の祝祭空間
  大正・昭和初期の上野公園
  芝公園の盛衰
  深川公園と飛鳥山公園
  上野公園の今

3.市営霊園の誕生と発展
○町が墓地だらけになることを防ぐ目的でいくつもの郊外墓苑が作られたが、今やそれもいっぱいである
  寺院墓地から公営墓地へ
  多磨霊園の開設
  名誉霊域の三人(東郷平八郎、山本五十六、古賀峯一元帥)
  多磨霊園に文化人の墓を訪ねる

4.都内に残る水道道路の謎
○江戸時代のすぐれた土木技術で作られた水道は明治時代になって補修がおろそかにされた揚句、伝染病の発生源となった。近代の浄水場に水を運ぶ水道は、水道管がその下を走る水道道路というやけにせまくて直線的で奇妙な道を残している。
  江戸の水道
  コレラと三多摩
  玉川上水と淀橋浄水場
  水道道路を散歩する
  村山貯水池と導水路
  山口貯水池と廃線
  水道施設と戦争
  各地の水道道路

5.生まれた川と消えた村
○江東区と江戸川区を分ける大きな荒川放水路は大正時代に作られた人口の水路である。江東区側の堤防のほうが数メートル高いという話もある。この話題は、江東区南砂にある当医院には最も重大な都市の歴史であろう。失われた町や分断された道路などが今も取り残されている。
  利根川の東遷
  人工河川の誕生
  消えた学校
  両岸に残る傷跡を探して
  旧中川の閘門(こうもん)

6.幻の山手急行電鉄計画
○かつて、幻の環状線計画があった。
  放射状線と環状線
  第二の山手線
  井の頭線の建設
  山手急行線の遺構
  幻の新線

7.軍都の面影を訪ねて
○ーーー
  二.二六事件と第一師団 ー 麻布・六本木
  近衛師団の遺構 ー 北の丸
  偕行社と水交社
  在郷軍人会と九段会館
  小石川砲兵工廠
  赤羽の陸軍施設群
  各地の練兵場
  駒沢練兵場を行く

8.未完の帝都復興道路
○ーーー
  大正通りと昭和通り
  挫折した復興都市計画
  マッカーサー道路と播磨坂
  モータリゼーションの洗礼
  首都高とオリンピック
  首都高の未成線・休止線を訪ねて

9.廃線分譲地と過去の輪郭
○ーーー
  地図に残った仕事
  主張する街路
  円周道路の謎
  廃線分譲地
  水域の記憶

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清澤のコメント:江東区あたりの話題では、いまの東陽町1丁目にかつてはあった須崎遊郭の話、門前仲町の明治時代の深川公園や33間堂跡、大正時代に開削された人口の川である荒川の由来など、とても面白い。

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