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2012年7月8日

3455 第6回心療眼科研究会 その1

第6回心療眼科研究会 が行われました。プログラムに印象を記入して掲示致します。

期 日:2012年7月7日(土) 17時30分 ~ 20時30分
場 所:ビジョンセンター 日本橋
中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル5F℡03-6225-2693

テーマ:疼痛と心療眼科

◆ 症例検討

司 会 進 行 :杏林大学 眼科     気賀沢 一輝    
アドバイザー :東京女子医科大学 
神経精神科 教授   石郷岡  純

1、「眼痛主体の疼痛性障害に対する選択的セロトニン再吸収阻害薬による治療」
 井上眼科病院 田中あゆみ

清澤の印象記:著効、有効は73,9%。眼瞼痙攣の有無で分けると、眼瞼痙攣合併例では10例中4例で無効であったと。目的を持って、それなりに多くの症例に対する治療効果を前向きに評価した評価すべきお仕事と拝見しました。

2、「4年以上続いている白内障術後疼痛の一例」
 杏林大学眼科 気賀沢一輝

清澤の印象記:術中術後に問題はないのに疼痛を訴えた81歳の症例。物が入っているようにぎりぎり痛む。人工水晶体が体質に合わないのではないかという思い込みを修正してゆくうちに痛みが半減したとのこと。(世話人としての責任で絞り出してくれた症例。)

3、「白内障手術が患者の精神心理面と視覚関連QOLに及ぼす短期的影響」
 北里大学 精神科 山崎聞平、済世会新潟第2病院眼科 安藤伸朗、中村裕介、大矢佳美

清澤の印象記:2012年Ⅰ-3月、22例、術直後に視力は改善、一週間でMMSEとVFQ-25が改善。これより遅れて有意差はないものの、CES-Dが改善したと。白内障手術の効果が精神面にまで現れるには多少の時間が必要と言うことか。

4、「眼瞼けいれんに合併した心因性視力障害の一例」
 兵庫医科大学眼科・吉田病院眼科 高木美昭

清澤の印象記:眼瞼痙攣と心因性視力障害(求心性視野障害)ボトックスでけいれんが治まると視力も改善すると言うことでした。、

◆ 教育講演                      座長 清澤眼科医院 院長 清澤 源弘
「ペインクリニックからみた眼周囲疼痛 」
井上眼科病院 麻酔科 医長 田尻 美香  

清澤の印象記:出てきた項目を羅列しますと、
アロディニアとは異痛症、触覚が痛覚として知覚される。
痛みはVAS(痛みを表現して線分を分割)とフェイススケール(小児)で記録する。
上頸神経節ブロックのお話
トリガーポイントブロック(鳥が居は東洋医学の経絡に相当すると)
後頭神経節ブロック(筋緊張性頭痛に)
三叉神経ブロック(帯状疱疹などに)、

リリカの話題の補追記:(ヘルペス後の厄介な疼痛に使える。ファイザー)
中枢神経系においてカルシウム流入を抑制し、グルタミン酸などの興奮性神経伝達物質の遊離を抑制することにより、過剰に興奮した神経を鎮め、痛みを和らげる。末梢性神経障害性疼痛の治療に用いられる。以前に発疹などのアレルギー症状の既往、腎機能障害、うっ血性心不全、血管浮腫の既往、妊娠または授乳中、他に注意。通常、成人は初期用量として1回主成分として75mgを1日2回服用し、その後1週間以上かけて1日用量として300mgまで漸増。1日2回服用。
生活上の注意:眠気やめまいなどがあり、、自動車の運転など危険を伴う操作は避ける。
副作用:主な副作用として、浮動性めまい、傾眠、浮腫など。

◆ 特別講演 座長 井上眼科病院 若倉 雅登
「医学的に説明できない疼痛のマネージメント」
東京女子医科大学  神経精神科 
講師  西村 勝治
(別項目で記載します)

参加費:2000円

予定人数:120名
*日本眼科学会専門医認定事業。(3単位・認定番号:20015)

世話人:若倉 雅登(井上眼科病院)、気賀沢 一輝(杏林大学眼科)

心療眼科研究会事務局

〒101-0062東京都千代田区神田駿河台4-3 井上眼科病院内

TEL:03-3295-0911(担当:山口 内線7021)FAX:03-3295-0917

e-mail:yamaguchi-h@inouye-eye.or.jp 
ホームページ:http//www2.odn.ne.jp/sinryouganka/

共催:心療眼科研究会

    グラクソ・スミスクライン㈱
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清澤のコメント:症例も教育講演、特別講演共に聞き応えのあるものでした。近々に印象記を記載します。

後の打ち合わせ会での話題として、米国の精神科学会では精神科疾患の枠組みを作っているのですが、そのカテゴリーには心因性と言う言葉は既に無くなっており、今後出される第5版では転換反応という言葉も無くなると言う話が出ました。

精神疾患をモノの変化としてとらえ、”心”と言うあいまいな概念を排除しようとしているということなのでしょうか?次回はその”心因性視覚障害”辺りがテーマになる模様です。

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