お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2012年6月30日

3437 厚労省、医療機関ホームページのガイドラインを策定

1340967499
厚労省が医療機関ホームページのガイドラインを策定する方針の様です。従来は無制限だったものが、今後は「自らの医療機関が他よりも優良であることを示すような表現」は、仮に事実であっても「掲載すべきではない」とされるそうです。

今回のガイドラインの策定に伴い、何らかの指摘があった際には、ガイドラインと照らし合わせ、問題がある場合には行政指導を行うことが想定されます。

清澤の感想:
「自らの医療機関が他よりも優良であることを示すような表現」自体の自粛をする紳士的な態度を求めると言うのは、如何にも日本的であり、始まる前からもはや時代遅れな気もします。虚偽はもちろんいけませんから、その記載が事実かどうか?をもっとしっかりと問題にすべきなのではないでしょうか?

医療機関の真の評判は他の同業医師にちょっと聞いていただけば明白です。それを診療機関が作るホームページだけから推測する事はなかなか困難です。

ーーー記事の引用ーーーー
 厚生労働省の「医療情報の提供のあり方等に関する検討会」は6月29日の会議で、「医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針」(医療機関ホームページガイドライン)の案を議論、了承した
(資料は、厚労省のホームページに掲載)。

今後、7月中旬をメドにパブリックコメントの募集を開始、今年8月末頃までに都道府県、関係団体などに通知する予定。

 ガイドラインは、美容医療などの自由診療の医療機関の誇大広告、不当に患者を誘引する広告などを規制するのが主たる目的。

自らの医療機関が他よりも優良であることを示すような表現は、仮に事実であっても「掲載すべきではない」とされた。今回のガイドラインの策定に伴い、ホームページの見直しを迫られる医療機関も出てくることが予想される。何らかの指摘があった際には、ガイドラインと照らし合わせ、問題がある場合には行政指導を行うことが想定される。

6月29日の「医療情報の提供のあり方等に関する検討会」では、2011年度の「医療の質の評価・公表等推進事業」の最終報告書も説明された。

 医師のブログが規制の対象になる場合も

 ガイドラインの対象となるのは、すべての医療機関のホームページ。医療機関の医師などが個人で開設するブログなどは対象外だが、勤務先の医療機関にリンクするなど一体的に運営している場合には対象となる。ガイドラインは、「掲載すべきではない事項」と、自由診療の場合に「掲載すべき事項」という二つの柱から成る(文末に骨子を掲載)。

 本検討会の構成員はガイドライン案を支持、ただし、幾つか質問や意見が出された。健康保険組合連合会理事の稲垣恵正氏の代理で出席した、同理事の高智英太郎氏は、「このガイドラインにより、保険医療機関に混乱が生じることは考えにくいが、美容医療の業界にはかなりのインパクトがあるのではないか」との見方を示した上で、ガイドラインの順守状況が悪い場合には、何らかの実効性を担保する仕組みが必要だとした。この点について厚労省医政局総務課は、事前に美容医療関係の2団体と調整した上でガイドラインを策定したと説明、「当面はこのガイドラインを周知徹底することで、順守を促したい。実行されなければ、その後に対応を考える」とした。

 ガイドラインの内容について、毘沙門堂編集長の坂本正氏は、「ホームページに掲載すべきでない事項」の(2)に関連して(下記を参照)、「ナショナルセンターなどのホームページでは、『世界の最高水準の医療』といった表現も見られる」と指摘、その可否を尋ねた。厚労省は、「ガイドラインは、医療機関の種別なく順守を求めるものである上、『世界の最高水準』など、客観的に証明できない事項は掲載を控えてもらいたい」と回答。さらに、仮に手術件数が「日本一」であることが事実だとしても、「手術件数は日本一」といった形で優良性を示すことは、患者の誘引につながるため、掲載すべきではないとした。

 日本医療法人協会副会長の加納繁照氏は、(3)の1)について質問。「院内において、内視鏡センターなどと呼んでいるケースもある。現実に使っている呼称もホームページで掲載するのは一切ダメということか」と質した。この点について、厚労省は、病院名にサブネームのような形で、「○○病院○○センター」と併記することを禁じているとし、院内の受診案内などで「内視鏡センター」と記載するのは問題がないとした。

 また坂本氏は、(5)で、科学的根拠が乏しい情報に基づき、「こんな症状が出ていれば命に関わりますので、今すぐ受診ください」などの表現を規制している点について、「多くの医療機関が、『症状を甘く見るな』と患者に注意を促すため、これに類似する表現を使っているのではないか。医療機関は善意からやっていると思うが、エビデンスを求めると、こうした表現もできなくなる。この部分にも網をかけるのか」と質問。厚労省医政局総務課は、「微妙な点は確かにある。この辺りは、ケースバイケースで対応していきたいと考えている」と答えた。

 日本病院会副会長の大道道大氏は、「要は、『不当に誘引する』内容であるか否かがカギ。この点を踏まえ、適切にガイドラインを運用してほしい」とコメントした。

 ガイドラインの実際の運用に当たっても、29日の会議のように、解釈をめぐり質問が出ることが予想される。厚労省は今後、ガイドラインに関する疑義解釈や事例を集約する仕組みなども考えていくとした。

【医療機関ホームページガイドラインの骨子】

◆ホームページに掲載すべきでない事項
(1)内容が虚偽にわたる、または客観的事実であることを証明することができない事項
・加工・修正した術前術後の写真等の掲載
・「当院では、絶対安全な手術を提供しています」
・「どんなに難しい症例でも必ず成功します」
・「1日ですべての治療が終了します」
・「○%の満足度」(根拠・調査方法の提示がないもの)
・「当院は、○○研究所を併設しています」(研究の実態がないもの)

(2)他との比較等により自らの優良性を示そうとする事項
・「○○の治療では、日本有数の実績を有する病院です」
・「当院は県内一の医師数を誇ります」
・「芸能プロダクションと提携しています」
・「著名人も○○医師を推薦しています」

(3)内容が誇大なもの、および医療機関にとって都合が良い情報等の過度な強調
1) 任意の専門資格、施設認定等の誇張または過度な強調
・「知事の許可を取得した病院です」
・「医師数○名」(意図的に古い情報等を掲載しているもの)
・「○○学会認定医」(活動実態のない団体による認定)
・「○○協会認定施設」(活動実態のない団体による認定)
・「○○センター」(都道府県等の許可等を受けた医療機関の名称以外のもの)
2)手術・処置等の効果・有効性を強調するもの
3)医療機関にとって便益を与える体験談の強調
4)提供される医療の内容とは直接関係ない事項による誘引
・「無料相談をされた方全員に○○をプレゼント」

(4)早急な受診を過度にあおる表現や、費用の過度な強調
・「ただいまキャンペーンを実施中」
・「期間限定で○○療法を50%オフで提供しています」
・「○○治療し放題プラン」
・「顔面の○○術1カ所○○円」

(5)科学的な根拠が乏しい情報に基づき、国民・患者の不安を過度にあおるなどして、医療機関への受診や特定の手術・処置等の実施を不当に誘導するもの
1)特定の症状に関するリスクを強調することにより、医療機関への受診を誘導するもの
・「○○の症状のある二人に一人が○○のリスクがあります」
・「こんな症状が出ていれば命に関わりますので、今すぐ受診ください」
2)特定の手術・処置等の有効性を強調することにより、有効性が高いと称する手術等の実施へ誘導するもの
・「○○手術は効果が高く、おすすめです」
3)特定の手術・処置等のリスクを強調することにより、リスクが高いと称する手術等以外のものへ誘導するもの
・「○○手術は効果が乏しく、リスクも高いので、新たに開発された○○手術をおすすめします」

(6)公序良俗に反するもの

(7)医療法以外の法令で禁止されるもの
 薬事法、健康増進法、不当景品類及び不当表示防止法、不正競争防止法で規制されている事項

◆ホームページに掲載すべき事項(自由診療)
(1)通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項
(2)治療等のリスク、副作用等に関する事項

Categorised in: 未分類