お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2012年6月24日

3423 相互作用性が下落を招いた?!という記事も出ています。

3423 相互作用性が下落を招いた?!という記事も出ています。

519T8QHP48L__SL500_AA300_

このところヨーロッパを中心とする信用不安が再び増しておりますが、今日は「相互作用性が下落を招いた?!~中国は安値で大量金輸入」というラジオ番組の紹介記事がネットに出ておりました。

その要点をご紹介しましょう。

金融貴金属アナリストの亀井氏はここ数日の株と金の暴落は、一つ一つでは重要では無い様なな諸悪材料が複合的に作用してセンチメントを大きく悪化させるジョージソロスの言うところの相互作用性による大暴落ではないかと評価しています。大型の追加緩和策が実行されるのは、信用収縮により金融機関の破綻リスクが高まる「クレジットクランチ」のときだろうと言います。

金消費については中国の輸入だけがすさまじく、これは中国の個人消費だけではなく中国中央銀行が動いているのではないか・・・?!と推測しているようです。

ーーー記事の引用ーーー
相互作用性が下落を招いた?!~中国は安値で大量金輸入
2012/6/22(金) 18:38  大橋ひろこ

金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんと

昨晩21日、ドル建て金価格が1600ドルの大台を割り込む下落となりました。株式市場でもダウ平均が250ドルも下げる大幅安。一説には今週のFOMCで一部に期待が出ていたQE3が発表されなかったことが嫌気されているという解説がありましたが、亀井さんはこれに否定的。

現状の環境ではツイストオペの延長がせいぜいでQE3はないという予測が大半でしたので、それは考えにくいとし、いろいろな悪材料が複合的に作用してセンチメントを大きく悪化させたのではないか、と指摘されていました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんにお話を伺いました。

①米フィラデルフィア地区連銀6月の製造業業況指数は▲16.6と
10カ月ぶり低水準

②6月中国PMI速報値は48.1。
景況感の改善と悪化の分岐点となる50は8カ月連続で下回る。

③6月ユーロ圏PMI速報値は46.0。
2009 年6月以来の低水準。

④スペインの銀行のストレステスト発表、
最大620億ユーロ(約6兆2500億円)の資本増強が必要。

⑤ゴールドマン・サックスのアナリストがS&P500種の売りを推奨。

⑥格付け会社ムーディーズ、シティやモルガン、バークレイズ、クレディ・スイスなど世界(欧州、米国、英国、カナダ)の主要 15金融機関の長期債務格付けを引き下げを発表。

タイミングが同じでなく、ばらばらに単体で出てくればそれほどインパクトではないだろう材料が共鳴し大きな下落圧力となったと亀井さん。

これは相互作用性といってジョージソロスの言葉として有名です。

QE3がなかったというのもこの項目の中のひとつにカウントされるかとは思いますが、こうした悪材料から投機マネーがキャッシュ化されているのが現状のマーケット。今後投機資金が市場に戻ってくるためには、QE3などの大型の追加緩和策が
必要となってくると思われますが、このキッカケが何になるかについて亀井さんは
「クレジットクランチ」だと指摘、信用収縮により金融機関の破綻リスクが
高まればコレを回避するためにこのカードを切るだろうとのこと。

アメリカはフィスカルクリフ(財政の崖)問題もかかえていますし、やはりQE3実施はカードを温存しているだけでしょう。
ギリシャ・スペインなどの債務問題も来週のEU首脳会合に向けてマーケットの注目も高まっています。ひょっとすると、こうしたカードを切るタイミングはそれほど遠くはないのかもしれません。

金の独自材料としてはルピー安からインドの金買いが鈍っており、あまり金を強気で着ない気もするのですが、中国の買いがすさまじい。平常は5~10トン程度の輸入ですが、今年1-3月は136トンもの金の輸入が確認されています。昨年同時期はたったの19.7トンです。季節性から春先の春節には買いが強まるとされていますが、春節があけると金買いが鈍るというこれまでの流れとは違って、今年は3月に63トン、4月は春節明けにもかかわらず102トンも輸入しています。

これは一体どういうことなのでしょうか?!亀井さんはリテールだけではなく、中央銀行が動いているのではないか・・・?!と。果たしてこの動きが何を示唆しているのか?

詳しくはオンデマンド放送で亀井さんの解説をお聞きくださいね。
ーーーーーー
清澤のコメント:

渋谷一三さんは、ご自身のブログで「へッジ・ファンドの代名詞として名を馳せたジョージ・ソロスが、相互作用性=reflexivityという概念の導入して現在の地球規模での(グローバル)資本主義の危機を感じ、何等かの世界的規制(ルールづくり)が必要だと主張している。
一見パラドックスのようなこの主張が、実は全く異なる経緯から規制=Regulation=フランス語ではレギュラシオン派とよく似ており、また別の系譜たるケインズ派の結論とも似ている。」と述べています。

私にも良くはわからないのですが、市場の自由に任せるのではなくて、何らかの倫理的なガイドラインを導入して現在の資本主義的な社会機構を守らないと、とんでもない結果に向かってしまうのではないかという危惧は少なからぬ識者に共通する見解のようです。

読まないまでもここで眺めるべきは「ジョージ・ソロス著「グローバル資本主義の危機」」でしょうか?

Categorised in: 未分類