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2012年6月16日

3399 製薬会社MRさんの来訪が減っています

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3399 製薬会社MR(医薬情報担当者)の来訪が減っています
 開業して間際の数年間には、製薬会社の社員の方々が医院のお昼休みや診療の終了時間を目指して製品の話をしに良く寄ってくださったものでしたが、最近はその様な訪問がすっかり減り、一抹の寂しさを感じています。もしいらしても、話題は講演会の案内ばかり。製薬会社は、人員を具体的な薬剤の話や雑談よりも講演会へのお誘いに向けているかのようです。

 「どこの講演会に行っても同じ講師が話し、また聞きにきている顔ぶれも決して若くはない見た顔ばかり」という声も聞きます。私も、なるべく新しい知識を身につけようとして講演会には極力参加し、聞いた要点をこのブログに纏めて自己満足に浸ってはおりますが、人から見たら見飽きた顔の参加者の一人なのでしょう。

「さすらいMRのつぶやき、正直で素直な腹白MR」と言うブログには、「講演会は、手段であって目的ではない?」と言う記事が出ています。その記事に依れば、”「透明化ガイドライン」に準じた社内規則が運用されてから、「MR単独でできること」が大きく減っている中、講演会や研究会だけは各社とも盛んなようです。この講演会ですが、どこのメーカーも「何人の医療従事者に参加していただくか」が第一目標になっています。”とのこと。

まさに、”「講演会や研究会の実施回数」と「集客人数」を追求していることは、本末転倒なのです。ーーー講演会などが「処方動機」にならなくなっていることに、気づいたほうがいいと思います。と正論を述べています。

そこで眼に付いたのが「新営業の常識が変わった!ニッポンの接待(週刊ダイヤモンド6月23日号)Part2 業界別接待激変事情 製薬 MR(医薬情報担当者)の医師接待が実質禁止!?」と言う記事です。

この記事を見ますと次の様なことが書いてあります。2012年4月からゴルフやカラオケ、2次会などが規制された上、日々の飲食接待に当たる「医療活動に伴う飲食の提供」費用を一人当たり5000円までとするなど、製薬会社の医師への接待に厳しい金額上限が定められた。製薬各社はこれを”実質的な接待禁止令”と捉え違反者を出さぬよう細心の注意を払っている、とされています。

医薬用医薬品製造販売業公正取引協議会(公取協)が此処まで厳格に規制を設けた理由の一つは、消費者の利益確保のためである。--どの薬がどれだけ売れるかは、医師の差配で変化することも多い。万一、MRによる過剰接待で優先的に処方される薬が決まることが有るとすれば、それは消費者への背信行為に他ならない。接待攻勢が掛けられなくなった今、MRには本来業務である薬の情報提供力が問われている。と言います。

私も、それはそれで正論であろうと思いますし、病院の医師が製薬会社の方々に飲まされると言う図は褒められるものではなく、その禁止は歓迎すべき事態です。一方で私は、製薬業界においても個別の接待費を冗費とみなして、経費計上できない接待費は極力削減しようと言う日本の全産業界に普遍的な流れにも影響されているのではないか?と考えてみました。

国際学会の朝食の席で製薬会社と医師の関係に話題が及んだとき、個別の面会約束が得られていない製薬会社のMRが日常的に病院に立ち入ることは倫理規範が厳しい米国ではとても考えられないことで、病院が常識的に禁じているはずだと、同じテーブルを囲んだJ Neuroophthalmology(神経眼科学雑誌)の編集長を務めていた教授に、聞かされたことも思い出しました。

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