お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2012年6月10日

3383 フランス映画「ル・アーヴルの靴磨き」を見てきました

3883 フランス映画「ル・アーヴルの靴磨き」を見てきました

アキ・カウリスマキが、フランスノルマンディーの大きな港町ル・アーブルを舞台とした新しい作品が今日見てきた「ル・アーヴルの靴みがき」です。評論を見ると、移民問題を良心とユーモアで描いた「おとぎ話」だそうです。自分も「人には優しくありたい」と感じさせてくれる映画です。

もう20年も前ですが、りんごの蒸留酒カルバドスの産地であるカルバドス県を擁するノルマンディー地方の、ここからもそう遠くないカーンという町に3か月程実験の為に滞在したことが有り、風景も人々も、懐かしく拝見してきました。

粗筋を借用すると「裏通りにひっそりとたたずむ古い町並みの住人であるマルセル・マルクス(彼の旧作『ラヴィ・ド・ボエーム』(ボヘミアンの人生)の主人公と同名)は、偶然出会った密航してきたばかりの移民の少年を、やむなく自宅に匿う。

母親がいるロンドンに渡りたいという少年の望みを叶えるため、彼は一肌脱ぐことを決心し、それを成功させる。」と言う物語です

フランスのル・アーブルは第二次大戦で連合軍が上陸したノルマンディー海岸の東端。セーヌ川が大西洋にそそぐ北辺りで、大きな橋が出来てカーンからもセーヌ川を渡ってゆけるようになったと聞きました。

ノルマンディーからブルターニュに掛けての霧にかすむ風情ある漁港群とは違って、出て来る港は大きな商工業都市の姿ですね。

アフリカからロンドンに送られたコンテナが誤ってこの港に下ろされ、隠れていた難民の一人の少年が逃亡すると言うストーリーなのですが、彼の死んだ父親が牧師だったとか言ってましたが、フランス語を良く理解出来る黒人少年の出身地はギニア湾岸の旧フランス領でコートジボアールとかセネガルあたりだったのでしょうか?あの辺りにはまだ難民を生む様な内戦が有るのでしょうか?

リトル・ボブこと、ロベルト・ピアッツァというオールドファッションなロックンローラーも素敵でした。また、フランスにはベトナムからの移民も実際に多いのですが、マルセルを助ける靴磨き仲間のベトナム人青年もいかにもフランスには居そうなキャラクターでした。

眼科関連では、主人公マルセルが黒人少年のおじいさんに会うために肌の色が白い自分はアルビノ(白児症)だと言い張る場面も有りました。

sub1_large
あの刑事役も素晴らしかったです。ジャンバルジャンを追ったシャベール警部を思わせるのですが、その最後はセーヌ川に身を投げての自死ではなくて、マルセルと一緒にカルバドスを飲むと言うのもよかった。

sub2_large監督の愛犬ライカも諸処に重要な役で出てきます。昨年のアカデミー動物賞はアーティストに出てきたアギーだったのですが、今年はこの犬か?と言われているそうです。

300px-Pont_normandie_depuis_aire_repos_nordこれがル・アーブル大橋。セーヌ川河口右岸のル・アーブルから河口左岸のオンフルールまで1995年にこの橋が出来るまでは45分間かかっていたのが、この橋が出来てからは15分間になり上下ノルマンディーはぐっと近くなったそうです。後にせとうち大橋が出来て抜かれるまでは、世界一の橋脚間を誇りました。

Categorised in: 未分類