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2012年6月2日

3363 LEDディスプレイから出る「ブルーライト」は何が悪いのか?

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先週の土曜日には東京駅に近い会場でLEDディスプレイから出る「ブルーライト」は何が悪いのかを論ずる眼科医や医療分野の専門家らで設立された「ブルーライト研究会」の第1回が行われたそうです。当日は参加できないでしまいましたが、そのニュースが出ていましたのでポイントを再録しておきましょう。(出典のページ
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眼の専門家に聞く、LEDディスプレイから出る「ブルーライト」は何が悪い? (1/4)

5月26日、眼科医や医療分野の専門家らで設立された「ブルーライト研究会」の第1回発表が行われた。[Business Media 誠]

 最近、PC作業から目を保護するために、「ブルーライトカット」機能をうたうメガネが話題となっている。ブルーライトとは、可視光線のなかでも波長が短い、380ナノメートルから495ナノメートル前後の光を指し、バックライトにLEDを使う液晶モニターから多く発せられているという。

 このブルーライトとは、目や人体に対してどのような影響を与えるのか。5月26日、眼科医や医療分野の専門家らで設立された「ブルーライト研究会」の第1回発表会が東京・大手町で開催された。

坪田一男教授;PCなどのデジタル機器が、ものすごい勢いで入ってきています。特に最近は新しいLED、これが実は眼精疲労のすごく大きな原因になっています。

 テレビやVDT(Visual Display Terminals、PCディスプレイなどの総称)の画面は、「明るければいい。明るいほうがいいんだ」と思っている人もいっぱいいらっしゃいます。適切な光、ブルーライトが少し抑えられたものが目にとって良いということが少しずつ分かってきました。

約10年前に、ブルーライトに影響を受ける新細胞が見つかった目の情報処理には、桿体(かんたい)と錐体(すいたい)といって、暗いところでも見える光受容体と、色が見える光受容体とがあります。これまで、この2つがあるといわれていたのですが、今から10年くらい前、メラノプシンを含有しているガングリオンフォトレセプターという新しい細胞が見つかりました。これがブルーライトを感受する光受容体だったのです。見ているわけじゃなくて、視覚情報処理というよりは生体をコントロールするために使われているということが分かってきました。

 今から10数年前に、失明して見えない人の目をとってしまうと睡眠障害になるっていうのが『New England Journal Ways』に出ていた。今から考えてみれば、サーカディアンリズム(概日リズム)に関係するほうの神経は残っていたと解釈されるのではないか。

なぜ太陽の光を浴びると時差ボケが解消するのか?:かなり強い光を、昼間浴びるってことが重要で、それによって夜、寝られる。逆に、1日中、PCで定常的に夜までずっと浴びていると、今度はサーカディアンリズムが狂ってくる。

 みなさんも体験があるかと思いますが、PCをずっとやってるとベッドに行ったときに寝付けない。「頭を使っていたから」と思われるかもしれないけど、ブルーライトによってサーカディアンリズムが狂うためになかなか寝付けないのかもしれない。これこそが、ブルーライト研究会が設立された意義なんです。
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清澤のコメント:
 坪田先生らしい鋭い眼のつけどころですね。私はブルーライトといえばその網膜毒性のこと(リンク)しか考えが回らないでおりました。
 サーカディアンリズムは光の影響も受けて上丘に近い中脳背側の松果体で司られているものと思っていました。アメリカの空港で売っている睡眠薬のメラトニンはそれに関係したものと聞いていました。
 このブルーライトの害という話題が、単に「ブルーライトをカットするPC用のメガネ」の宣伝に終わることなく、深みと広がりを持った議論になることを期待しております。(上に引用させていただいたお話は4ページの内の1ページめだけの概要です。)

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