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2012年5月31日

3358 カイコの卵と眼の色素合成に必要な遺伝子を発見

カイコの卵と眼の色素合成に必要な遺伝子が発見出来たというニュースが出ていました。この遺伝子に異常のあるカイコでは、正常な紫色の色素を作ることができないために、卵と眼が赤くなるのだそうです。卵の色で判別可能な遺伝子組換えマーカーが開発できることが期待されると言うのですけれど?今日の眼に関連したニュースで、日経が集めたプレスリリースの一つです。

ーーー記事の引用ーーー
農業生物資源研究所、カイコの卵と眼の色素合成に必要な遺伝子を発見
カイコの卵と眼の色素合成に必要な遺伝子を発見
-肉眼で判別できる遺伝子組換えマーカーの開発に期待-

<ポイント>
 ・カイコの卵と眼の紫色の色素合成に必要な遺伝子を明らかにしました。
 ・この遺伝子に異常のあるカイコは、正常な紫色の色素を作ることができないため、卵と眼が赤くなることが明らかになりました。
 ・本研究の成果を活用することで、卵の色で判別可能な遺伝子組換えマーカーが開発できると期待されます。

<概要>

1. 昆虫の体表や眼に見られる茶、紫、赤などの色は、主に「オモクローム系色素1)」という色素によるものです。野生型のカイコは、紫色の卵、黒い眼をしていますが、突然変異体「赤卵」では、オモクローム系色素の合成に異常があり、卵や眼の色が赤くなります。
 今回、(独)農業生物資源研究所(生物研)は、「赤卵」の解析から、眼や卵の紫色の色素合成に必要な遺伝子「Bm-re」を明らかにしました。最終的な色素産物の合成に直接的に関わる遺伝子が明らかになったのは世界で初めてです。

2. Bm-re遺伝子は甲虫目のモデル昆虫であるコクヌストモドキにも見つかりました。コクヌストモドキは黒い眼をしていますが、この遺伝子の機能を抑制すると、眼の色が薄くなり、Bm-re遺伝子がカイコ以外の昆虫の眼の色の違いにも関わることが示唆されました。

3. 本研究の成果を応用することにより、カイコの遺伝子組換え体を卵の色で判別するマーカーの開発が期待されます。

4. この成果は、平成24年5月18日付けで米国科学誌 The Journal of Biological Chemistryに掲載されるとともに、表紙を飾りました(図1)。
 なお、本論文は、同誌掲載論文中トップ1%に値するPaper of the weekに選ばれました。

予算区分:運営費交付金
 農林水産省委託プロジェクト「動物ゲノムを活用した新市場創出のための技術開発(昆虫ゲノム情報を活用した新需要創造のための研究)」(平成19-23年度)
 文部科学省委託プロジェクト「ナショナルバイオリソースプロジェクト」(平成18年度-)

※参考資料は、添付の関連資料を参照

● 関連リンク
独立行政法人 農業生物資源研究所 ホームページ

● 関連資料
参考資料
ーーー引用終了ーーーー

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