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2012年5月15日

3320 【ネットトレンド】レーシック難民について考える。 と言う記事が有りました。

レーシックは成功すれば若い活動性の高い世代の人が眼鏡もコンタクトもなく暮らせるすぐれた治療法なのですが、その治療の後に不都合なことが起きますと、患者さんはその治療を行った診療施設を離れて彷徨うレーシック難民となります。

その様な患者さんの診療をしばしば担当させていただくものとして、私はレーシックに依る近視治療には懐疑的な臨床医なのですが、その様な事情を書いた記事が有りましたので採録いたします。(清澤のコメントは末尾に書きました。)

ーーー記事の引用ーーーー
「ネットトレンド」レーシック難民について考える。  2012年5月14日 18:00 

レーシック手術が流行してはいますが
ここ数年レーシック手術が流行しています。レーシック手術とは眼の角膜に光を当てて屈折率等を加工して視力を向上させるという手術です。また芸能人やスポーツ選手でも多くの方がレーシック手術を受けていることを公表しています。

例えば元AKB48の前田敦子さんは自分のブログにてレーシック手術を受けた事を報告していましたが、それにより彼女は仕事上・生活上においてコンタクトレンズ等を使用しない日常を送る事が出来ているようです。

またスポーツ選手においてもレーシック手術をすることにより視力が良くなる・眼鏡等が不要になることは競技上も極めて優位になることは言うまでも無いです。

しかし、この一見万能とも思われるレーシック手術には大きな落とし穴があるようです。

レーシック難民とは
最近話題になっている「レーシック難民」とは、レーシック手術後、眼、体に問題や症状が起こっているのに、適切な治療を受けられないでそのままにせざるを得ない人々のことを言います。

例えば、眼が疲れやすい、目の調子が悪いことから派生して頭痛がする、目が乾きすぎる、しょぼしょぼする、ドライアイがきつい等の症状を指します。不衛生のため感染症が発生した等は論外ですが…。

もう一つの主な症状が、視力が0.05未満だったのを視力が1.5まで回復したのは良いけれど逆に近くの文字等が見えにくくなったりしたり等もレーシック難民に入ります。

ちなみに眼が良くなっている以上、一見問題は無いように見えますが上記の問題が発生するというのも本末転倒だと言えます。

※余談ですが筆者も以前レーシック手術を受けて視力が0.05未満→1.0~1.2まで回復しましたが、その手術をした病院の医者が術後3ヶ月経過したあたりで夜逃げをしてしまい、アフターケアが受けられないという自体が発生しました。これもレーシック難民と言えるかもしれません。

これらの事から言えるのは、「レーシック手術を受ける前に自分自身でしっかりした医学的な知識や理解を備えたうえで臨むことが必要である」という事です。

本日の教訓「レーシック手術を受ける前に自分自身でしっかりした理解をせよ!」

【ライター:清水サーシャ】
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清澤のコメント:
やや荒削りなレポートではありましたが、レーシック難民の存在を知らしめる意味は十分に合ったと思います。「レーシック手術を受ける前に自分自身でしっかりした理解をせよ!」は事実であり、私は自分の患者さんにはレーシックは薦めませんが、起きたらどうすると言う話も大切。

先ず過矯正というものが有ります。近視を減らしすぎて遠視化したわけですね、ひどい目の疲れを訴えます。遠視の眼鏡を合わせれば症状は軽くなりますが、眼鏡をなくすという目的は満たされてはいません。丁度よい度数になっても、40歳を過ぎれば老視が強く出ます。

低矯正は、矯正不足で近視が残ったもの。強い近視では丁度良い度数にはなりにくいそうです。手術後も時間とともに近視が増す方向にある程度の戻りを生じます。

かなりの患者さんが苦しむのがドライアイの症状。角膜のフラップを作る時の角膜を切る操作で、三叉神経の角膜に達する知覚線維が切られるので、角膜は知覚鈍麻になり、瞬目が減ります。それも関連してドライアイを起こし、目の不快感を訴えることが有ります。これには涙点プラグなども有効なのですが。

と言う訳で、「レーシック難民」を好んで受け入れているわけではありませんが、「神経眼科疾患や眼瞼痙攣などの瞬目異常」を扱っていると、レーシック後の不調にも対応させられることが多くなります。もしあなたが、お困りでしたらご来院の上でご相談下さい。何かよい手が提案できるかもしれません。

。(関連記事もご覧ください。)

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