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2012年3月19日

3158;皮膚で光感じるラット 東北大、脳機能解明に期待

100921tohokulogo_(東北大学の萩のマーク)
体に光を感ずる色素の蛋白質の遺伝子を組み込み、光を触覚として感ずるラットを作ることに成功したという最新の話題です。東北大学プレスリリースにリンク

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皮膚で光感じるラット 東北大、脳機能解明に期待
2012年3月7日 共同通信社
カテゴリ: 神経内科疾患・皮膚疾患・その他

 東北大の八尾寛(やお・ひろむ)教授(光遺伝学)らの研究グループは、皮膚で光を感じるラットの育成に世界で初めて成功、6日付の米科学誌に発表した。皮膚には本来、目の網膜にあるような光を感じる機能はなく、ラットは触覚として光を感じているとみられるという。

 八尾教授は「脳が形や手触りなどをどう認識しているかの仕組みはほとんど分かっていない。このラットを使えばこの分野での脳の機能の解明が進むのではないか」と期待を示している。

 網膜の視細胞では光を感じるタンパク質があり、光のエネルギーを受け取り、脳に伝えることで視覚を生み出している。研究グループは単細胞緑藻類「クラミドモナス」が持つ、青い光を感じるタンパク質「チャネルロドプシン2」に着目し、このタンパク質を遺伝情報に組み込んだラットを育てた。目や体を黒い布で覆って足だけを出し、発光ダイオード(LED)青色光を当てたところ何かに触れたように足を動かす反応があった。赤色の光にはほとんど反応しなかった。

 体内を調べたところ、チャネルロドプシン2が触覚をつかさどる大型の神経節に多く集まり、痛覚に関わる小型の神経節には見つからなかった。このためラットに痛みはなく、触覚として光を感じているとみられる。

 研究グループは「将来的には指先で文字や画像をよみとる技術開発にも応用できる」としている。

※米科学誌は「PLoS ONE」
ーーー引用終了ーーーーーー
ロドプシンは網膜に有って光を電気信号に変換するときに出て来る蛋白ですが、この物語に出て来るのはチャネルロドプシン2だそうです。東北大のプレスリリースを見ると、光合成をする微生物が光に向かって泳ぐ性質などにも関連したたんぱく質の様です。このように生命を物で理解すると言う様な科学は止まるところを知らぬという感じですね。

(この八尾寛先生は京都大学のご出身で、東北大学の大学院医学系となっていますが研究室は聖陵町の医学部キャンパスではなくて、東北大本部のある片平キャンパスになっていました。代替わりが進み、もう母校の先生でも知らない人ばかりになりました。)

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