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2012年3月18日

3156 映画エンディングノートを見てきました。(第2版)

エンディングノート
昨年来、自分の恩師ととか友人の親と言うのではなくて、自分と同年代の知り合いの訃報を聞くことが多くなりました。今年は私にも厄年。その様なめぐり合わせの年に差し掛かったということでしょう。そこで、昨年封切された映画ですが、エンディングノートと言う映画を見てきました。
ーーー粗筋;ネタばれありーーー
東京丸の内で働いていた営業マンで、会社では役員まで上り詰めた砂田さんと言う人が、会社を定年で退職して間もなくガンの宣告を受けます。そして、ほぼ半年で他界するのですけれど、その間に様々な段取りをつけて、自分の死を慫慂として受け入れようと準備します。

その間に家族を愛し、残された時間を大事にしながら、愛する家族にみとられて旅立ってゆくというドキュメントです。此の映画を作った監督は主人公の次女だそうで、すべてが実写です。

砂田さんが元気な時に撮られた最初の映像の通勤電車は市ヶ谷から飯田橋辺りの外堀沿いの総武線内で、私もかつて通勤に使っていた電車です。彼の自宅の最寄り駅は代々木、入院し治療を受けた病院は虎ノ門病院と映像は見慣れた東京の風景の中で進行します。

本人は元々仏教徒なのですが、残される家族の為に無用の出費を避けたいと、自分の葬儀には仏式を選ばず四谷の上智大学内に有る聖イグナチオ教会を選び、死の前には次女の手で洗礼も受けます。

砂田さんの父親はかつて静岡県の田舎開業医であって、本人も医師への道が期待されたが、経済学部を卒業して、化学会社に就職し、会社第一人間として活躍したこと。就職や結婚は、大阪万博とか、ソニーが初めて8ミリムービーを発売した頃であったことなどが紹介されてゆきます。

この映画を見ながらも、私には自分の死としてまだ実感できず、むしろ約10年前に父から病院で死後の諸処置についての引き継ぎを受けた日を思い出しましていました。

エンディングノートと言うのは遺言と言うほどの拘束力は持たないが自分の死後をどのように処理してほしいか?と言う様な事を纏めた手紙です。残された家族が争わずに助け合っていってくれるようなための伝言です。それは新しい形の遺言書で、周囲の家族に、自分がどのような治療を受けたいと思っているのか、どんな葬儀を執り行って欲しいのか等も伝える手紙です。

エンディングノートでは、万が一の時に備えて、家族への伝言や、病床に伏した場合の介護・治療法、葬儀・埋葬方法、財産・保険・クレジットカード等についての情報んど、多岐に亘る項目について健康なうちに書き留めておくそうです。

自分の終のスタイルを段取りすることは、自分の人生の仕上げ作業として60歳が近づけばそろそろ必要なのかも知れません。この映画の最後では、思想信条的なもののほかにも経済的な諸情報が述べられていました。 ・不動産  ・住居 ・預貯金 ・株式 ・年金/健康保険/生命保険 ・損害/傷害保険 ・税金 ・ローン ・クレジットカード ・会員退会/会員権手続き 等の情報も遺族にはすぐにでも必要となるでしょう。また、・形見分け/寄付 ・連絡する家族/親族リスト ・同様に連絡すべき友人/知人リスト ・関係会社/団体リスト等も健康なうちに纏めて置くとよいかと思いました。(この部分は資料として一部を葬儀ベストネットより抜粋して引用)

葬列の車は、四谷の教会から最初の場面で砂田さんが元気な姿で総武線の電車で丸の内に向かった辺りの道を反対方向に走り、ホテルニューオータニを見上げる場所に至るところで終わっていました。

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