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2012年3月15日

3146 精神科医と一般かかりつけ医との地域における連帯体制検討研修会第2回フリーディスカッションを聞いてきました

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本日夜7時半から9時までの時間で上記の会を聞いて来ました。
4人の精神科医と6人程の非精神科医でしたから比較的自由な雰囲気で話を聞き、質問することも出来る雰囲気でしたのでとても役に立ちました。殊に一般医(非精神科)のうち3人は南砂町駅周辺の先生でした。

資料Ⅰは「実際の江東区医師会のプライマリ医の質問実例」お答えの概略は:

①鬱を疑う確定が出来ないときはどうしたらよいか?
資料2と3を参考に考えるとよいそうです。

②自殺念慮を具体的に聞き出すには?
質問表を便りにし、慎重にタイミングを測って

④女性患者の紹介先は精神科?婦人科?
女医を希望する女性患者もいますので女性精神科医のいるところと言う選択肢もあると

⑤薬でなくカウンセリングを求められたら?
保険適用外であるが区内にはカウンセリングセンターも有るそうです。

⑦緊急入院する方法は?
精神科医に相談するが、「自傷他害の恐れが有る」場合は警察に24条通報でパトカーに来てもらい翌日に精神科医2名での精神鑑定と言う手段は有ると。

⑪⑯精神科の初診は予約だそうであるが?
精神科に一般科の医師が直接電話すれば、当日は無理でも近い日に対応する方向で対応してくださるそうです。医師の連絡には指定して下さればパラメディカルではなくて精神科医師が直に電話に出る方向であると。

⑭⑮精神科に紹介した患者さんが精神科医を嫌って戻ってきてしまったら。
患者さんにも精神科医の好みも有るので区内の他医を紹介する手もあろうと。自分では対応できないならば、その旨を表明しましょうと。
 
資料2:うつ病の症状と診断のポイント (項目のみを此処には記載)

[Ⅰ] 第一段階:症状の有無を評価
①抑鬱気分 ②興味・喜びの喪失 ③生活リズムの障害 ④自殺念慮の有無

[Ⅱ]第2段階 支障の程度を評価する 
①鬱気分 ②興味・喜びの喪失 ③食欲の減退または増加 ④睡眠障害 ⑤疲れやすさ・気力の減退 ⑥精神運動の障害 ⑦強い罪責感 ⑧思考力や集中力の低下 ⑨自殺への思い ⑩その他の抑鬱症状

資料3:SDS うつ病事故評価尺度
(清澤注:これは私が使っているCES-Dにかなり似たものですが、似たものはいくつも有るそうです)

資料4:パーソナリティー障害
A群:風変わりで自閉的で妄想を持ちやすく奇異で閉じこもりがち的な性質を持つ
B群:感情の混乱が激しく演技的で情緒的なのが特徴的。ストレスに脆弱。他人を巻き込む。
C群:不安や恐怖心が強い。周りの評価が気になりそれがストレスとなる。

(この項目の詳細は省略。パーソナリティー障害を精神病と思うと後に診察した医師が責められることも有るので、これが疑われたら精神疾患の診断に慣れていない一般医は精神科に依頼する方がよい。

資料Ⅴ:診療情報提供料と精神科医連携加算について

資料Ⅵ:江東区医師会 精神科・心療内科マップ
(これが今日最大の収穫かもしれません。)

その他:

○精神科では身体疾患は逆に見られないので、身体疾患を見る2科、3科で一緒に治療と言うケースも有る。

○エリミン、ロヒプノール、ハルシオン等の薬剤は依存性などの危険が有るから、非精神科の一般は、前医からの引き継ぎで有っても、安易に自分では出すべきではない。突然受診して、これらの薬剤名を指定し、その処方を求める患者さんには中毒患者である可能性他に要注意で、危険だそうです。

○精神疾患は自立支援法の対象であり、身体疾患は生活保護の対象なので担当医はその社会的な仕組みの中での住み分けを理解する必要がある。 

○うつ病などの精神疾患で就業できなかったと言う診断書の記載はその診断が出来ない非精神科の医師が書くべきではないそうです。。

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