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2012年3月11日

3137: ギリシャは守られたのか?それともデフォルトしたのか?

○ギリシャ債交換、ECBが「集団条項」対象外ならCDS決済促す可能性  

 2月17日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)の保有ギリシャ債の交換が提案通り実施されれば、ギリシャ国債を保証するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の決済が起こる公算が増す。ECBを保護する枠組みが整うことが、民間投資家への損失強要につながるためだ。

ギリシャ紙ナフテムポリキは、ギリシャ政府が債務交換に応じない債券保有者に参加を強制する「集団行動条項(CAC)」導入の法案を21日に議会に提出すると報じた。ユーロ圏当局者3人によれば、ECBの保有ギリシャ債は現在と同じ構造と額面の債券に交換されるが、CACの対象外となる。

CACが発動されれば最大32億ドル相当のCDSで決済が起こる可能性がある。CACは多数決によって債券保有者全員に債務再編受け入れを強制する。ECBはこれまで、CDS決済を引き起こす信用事由の発生は受け入れられないとの立場だった。

清澤のコメント:どうもよく解からないのですが、ギリシャを助けてユーロを守ろうとする勢力が有る半面、10%程度のギリシャ国債を持つファンド勢力は、これを債務不履行にさせて、保険金の様な構造を持つCDSの発動を起こしてしまいたいと、考えている様な噂です。
ヨーロッパおよびアメリカや日本の銀行団は世界恐慌を避けたいから、一定額の損を申し出て、仕組みとしては持ちこたえたとしたいわけですが、それをぶち壊そうとする一団が居ると言うことです。隠してイタリアのデフォルトはいよいよ成立したということなのでしょうか?

○記事その2(日本経済新聞も同様の記事を3月11日付で報道しています)

ギリシャCDS、清算事由に該当 事実上のデフォルト認定 国際派生商品協会 2012/3/10 5:45

【NQNニューヨーク=滝口朋史】金融派生商品(デリバティブ)の取引慣行などを決める国際スワップデリバティブズ協会(ISDA)は9日、ギリシャ政府の債務再編がクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の損失補填の支払いが発生する「クレジット・イベント(清算事由)」に該当すると発表した。決定は全会一致。

 ギリシャが国内法に基づいて発行した同国債に付与した「集団行動条項(CAC)」が全ての投資家に元利金の削減を強いることが清算事由に該当すると判断した。ギリシャは同日、同国債を保有する民間投資家の83.5%が債務削減に応じたと発表。参加率を一段と高めるためにCACを発動する構えだ。

 CDSはデフォルト(債務不履行)のリスクに一種の「保険」をかける商品。CDSの買い手はデフォルトによる損失をCDSの売り手から補填してもらえる。ISDAの決定に強制力はないが、事実上の世界標準になっている。デフォルト認定を受け、ISDAは19日に清算対象となるCDSの清算価格を入札方式で決定する。

 先進国のCDSが清算されるのは初めて。市場で取引されているギリシャ国債のCDSの想定元本は総額32億ドルとされている。清算対象となる銘柄については追って発表する予定だ。

 ギリシャの債務再編では、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が2月27日に一部の債務が履行されない「SD(選択的債務不履行)」と認定。同業のフィッチ・レーティングスも3月9日に「一部債務不履行(制限的デフォルト=RD)」とした。ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日に長期債務格付けを最低の「シングルC」に格下げし、事実上のデフォルトとみなしていた。

 ISDAはギリシャの債務再編が投資家自身の判断を前提とした「自発的」なものとして、デフォルト認定を見合わせていた。市場ではCDSの本来の目的である「損失の保証」機能を疑問視する声が高まっていた。強制的な債務削減が実施される可能性が高まったことで、格付け会社の判断に沿った決定となった。

清澤のコメント:
この決定が、マーケットに次のどのような反応を引き起こすのかが読めません。しかし、昨年11月の時の様にユーロ圏の弱い国々の国債暴落やひいては株価の暴落につながらないという訳のものでもなさそうです。

この決定が土日に掛かって発表されたという点も気になります。最近の激しいマーケットの動きはとかく旗日や土日、それに年末年始などの市場の閉鎖日に起きているように見えます。敢えて当局が、一部の早耳一派の動きを封じようとしているのかもしれません。安定的に回復してきていた世界の経済状況はこの後どう変わるのでしょうか?

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