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2011年12月11日

2890:理由不明の嘔吐にはご用心:脳腫瘍、脳圧亢進も

「ムカつく」あなたは要注意 吐き気や嘔吐に潜む危険な病気を見逃すな!

と言う記事がネットを見ますと出ており、これが週刊実話の最新号に出ているそうです。

 これは複視や(⇒うっ血乳頭(解説記事にリンク)に伴う)視力低下、眼精疲労、それに頭痛などを主訴に眼科を訪れることも有る脳圧亢進の症状ですので、再録しておきます。

 ただし、脳圧亢進の嘔吐はどちらかと言いますと吐き気は少なくて、いきなり物を吐くと教えられた気がいたします。脳圧の亢進が有りますと、まず起きるのは視界がぼやけて見えると言う症状で、眼底の視神経乳頭に浮腫が表れますから、それが視神経に影響してふとメガネを拭きたくなるような視界の曇りを訴えることが有ります。

 次に起きやすいのは外転神経麻痺です。片方の眼が外側に向かって動かなくなるので横を見ようとすると物が二重に見えます。このような眼の症状が有りましたら眼科医にご相談ください。
 
 眼底検査、視野検査、それにヘスチャートを含む眼科検査のほかに、眼球運動障害を起こしうる原因をあぶり出す為の広範な採血検査を行い、さらに脳のMRIを行ってその原因を探します。

 数年に亘っていくつかの総合病院で画像診断まで行っていても、今回の検査で良性の脳腫瘍が見つかり、脳外科に治療をお願いしたと言ったケースは稀ならず存在します。

 複視があって最初の検査を十分に行い、その検査結果が原因不明であって、さらに6か月経っても症状が消えない場合にはすべての検査を洗いなおすというのが米国の神経眼科研修医マニュアルの指示です。ご心配の節は日本神経眼科学会の会員医師にご相談ください。

ーー(週刊実話 最新号 2011年12月22日~引用)ーー
「ムカつく」あなたは要注意 吐き気や嘔吐に潜む危険な病気を見逃すな!

嘔吐後の検査で脳腫瘍
 「ムカつく!」
 気に入らないことがあると、現代の若者はこの台詞をよく使う。だが、本当に吐き気をもよおすようなムカつきがあったならば、当のご本人は“病気の前ぶれ”があったと見るべきなのだ。では実際、吐き気の陰にはどんな病気が潜んでいるのだろうか。

 「吐き気や嘔吐は、体全体が不調だったり、頭がボーッとするとき、気分が悪いときなどさまざまな場合に現れます。吐き気が起こるのは、(1)頭部や目(2)消化器(3)心臓(4)腎臓(5)その他の臓器などが関連しているので、吐き気とともに何か他の症状があるはず。『えっ、これが?』というような症状が実は重要だったりします。例えば、足にむくみがあり嘔吐があれば、危険信号となり、腎炎が見つかったケースがある」

 こう話すのは、春山克郎先生(元国家公務員共済組合連合会立川病院外科医長)だ。
 春山先生の著書『吐き気』(グロビュー社)によると、嘔吐にはこんな病気が潜んでいるという。
 「頭蓋内圧が亢進することにより、嘔吐神経を刺激して嘔吐を起こすことがある。これは、頭蓋内圧を上げるような脳腫瘍や脳出血などが原因で、手足の麻痺やけいれんなどがあったり、物が二重に見えたりする。また、眼圧の上昇やメガネの度が合わないといった目が原因だったり、耳鳴りといった耳が原因だったりすることで嘔吐が起こることもあるのです」

 普通、嘔吐というとすぐ連想するのは、消化器関連の病気だろう。胃や腸がやられたか、などと思ってしまうはずだ。
 食べた物は口→咽頭→食道→胃・十二指腸→空腸→回腸→盲腸→上行結腸→横行結腸→下行結腸→直腸→肛門と廻り、消化吸収した残りが便となって排泄される。
 消化している間にどこかの過程で障害を受けると、口に近い側の消化管の拡張が起きて嘔吐をもよおすようになる。たとえば、食道に通過障害があれば、物が飲み込みにくくなったり、飲み込んだ物を比較的短時間のうちに吐いたりする。
 一方、小腸や大腸の閉塞でも嘔吐を起こす。大腸に大量の摂取物の停滞があると便臭を伴った物を吐くことがある。
 春山先生は消化管のどの部分が原因かを究明するときに、腸の長さを覚えていて診断するのだという。
 つまり、どこまで食べ物が通過したかの消化具合で故障の器管がわかるというわけだ。
 主な大人の消化器の長さは、食道が25センチ、十二指腸が25~30センチ、小腸はなんと6~7メートルもあり、大腸は1.6~1.7メートルだ。
ーーー引用終了ーーーー

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