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2011年11月27日

2842: 3D映像:目の疲れ、見る環境で変化:と言う記事です。

3D映像では目の疲れが見る環境で変化するという記事が新聞のネットページに紹介されていました。それを「今日の眼のニュース」として、紹介いたいます

ーーーー記事の引用ーーー
3D映像:目の疲れ、見る環境で変化--米大学研究チーム
 テレビ、携帯用ゲーム機など家庭でも身近に楽しむことができるようになった3D(三次元)映像。視聴者から画面までの距離や、飛び出す映像か奥行きがある映像かなどによって、3D映像による眼精疲労の度合いが異なることが、米カリフォルニア大バークリー校の研究で分かった。研究チームは「どんな環境で見るのかを想定して映像を作ることで、疲労を軽減できるのではないか」と提案している。米視覚専門誌に掲載された。

 3Dの仕組みは、右目用と左目用の映像を示し、左右の目が見る映像のズレを利用して立体感を認識させる。両目は画面にピントを合わせるが、視線は飛び出す映像では画面の手前に、奥行きのある映像では画面の奥に来る。ピントを合わせる位置と視線の違いが、疲れを感じさせる原因とみられている。

 研究チームは、19~33歳の男女24人を対象に実験。(1)携帯用ゲーム機(画面までの距離が40センチ)(2)パソコン(同77センチ)(3)映画館(同10メートル)--それぞれの画面を見ているような状況を再現できる特殊な装置を使って、3D映像を20分間見た後、主観的な疲労度を5段階で答えてもらった。

 その結果、携帯用ゲーム機のように画面を近くで見る場合は、飛び出す映像よりも奥行きのある映像の方が疲れにくく、映画館のように画面が遠い場合は、飛び出す映像の方が疲れにくい傾向があることが分かった。

 研究チームの柴田隆史・早稲田大研究員(人間工学)によると、目の特性上ピントを合わせているところが遠くの場合は「快適」と感じる視線の範囲が手前側に、近くの場合は奥の方により広がっていると考えられるためだという。柴田研究員は「長時間見る場合は、必要に応じて休憩を取ることも必要だ」と話す。【大場あい】

毎日新聞 2011年11月27日 東京朝刊
——引用終了——
清澤のコメント:さてブログに紹介するからには元論文を探して眺めてみようということで、著者名とパブりケーションを掛け合わせて探してみましたら、以下の論文が有りました。上のネット記事の方がこの論文の抄録よりも詳しいです。或いは、見つからなかったもっと詳しい論文が既に出されているのかもしれません。

Journal of Vision. doi: 10.1167/11.8.11 Journal of Vision July 21, 2011

The zone of comfort: Predicting visual discomfort with stereo displays
快適さのゾーン:ステレオディスプレイと予測視覚的不快感:

現在向こうで研究中で早稲田大学に席が有ったTakashi Shibata氏が筆頭著者です。(tshibata@ruri.waseda.jp)自動翻訳に手を加えてみましたが、その抄録は、次の通りです。
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ステレオディスプレイの最近の利用増加は、ステレオ画像の長時間の視聴に関連する潜在的な悪影響についての国民の懸念を引き起こしている。

副作用には多数の潜在的な原因があるが、我々はステレオディスプレイの輻輳と調節の競合が視覚的な不快感や疲労にどのような影響を与えるかに焦点を当てた。

一つの実験で、我々は遠方を見る時の不快感と疲労への効果を検討した。我々は、与えられた屈折値の不均衡が近距離を見るよりも、遠方を見る時にわずかに快適ではないことを見つけた。

第二の実験では、我々は不快感と疲労に対する輻輳と調節の競合の影響を調べた。我々は、遠くの距離では負のコンフリクト(画面の背後にあるステレオコンテンツ)が少しばかり不快なこと、そして正のコンフリクト(画面の前の内容は)は近い距離で不快であることを見出した。

第三の実験では、我々は斜位と臨床測定値である両眼単一視の範囲を測定した。これは、一般的に屈折異常を補正する事に関連付けられている。これらの2つの測定値は最初の2つの実験での不快感への感受性を予測した。

我々は、モバイルデバイス、デスクトップのディスプレイ、テレビ、そして映画館の表示など、さまざまな状況におけるこれらの知見の妥当性を議論する。

Keywords キーワード
stereopsis 立体視 depth perception 奥行き知覚 vergence 収束 accommodation 宿泊 discomfort 不快感 fatigue 疲労 displays ディスプレイ asthenopia 眼精疲労
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Categorised in: 未分類